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【実家の片付け】年末年始がチャンス!整理収納アドバイザーが教える捨てにくい着物を捨てる5つのポイント

川崎みさ暮らしの講師

片付けが苦手な母娘2人3脚で、実家を片付け始めて7年目。母が高齢になったこともあり、この年末年始の帰省で、何十年間も見て見ぬふりを続けていた「着物」を片付けることにしました。

どうして「着物」は捨てにくいの?

整理収納アドバイザーとしてお客様のお家に伺うと、必ず処分についてご相談を頂く「着物」。皆さま口を揃えて「捨てにくい」と悩まれています。なぜなら…

・高価だから

・思い入れがある

・親から受けた継いだから

・捨てたら二度と手に入らない

など、着物は捨てにくい理由のオンパレードだからです。そして、わたしたち母娘も同じ理由で何十年間も着物を片付けられずにいました。

1.作業時間の目安を決める

1.片付けの時間は1時間

2.全部出して中身を確認する

3.迷う着物は今回は捨てない

年末年始は忙しく、思い入れが強い着物が多いこともあり、母と片付け前夜に作戦会議。母の気持ちや体調を第一に、片付けのポイントを3つ決めました。

2.とりあえずタンスの中身を「全部出す」

まずは、タンスにギッチリ詰まった着物を全出し。タンス1つ分ですが6畳間の床が見えなくなるほどの量でした。

3.「捨てていい」と思うモノだけまず捨てる

大量の着物を1枚ずつ母に確認してもらい、「これは捨てる」と言われたモノをゴミ袋へ。約50枚ほどの着物のうち、15枚の着物を捨てることができました。母に捨ててもいいと思った理由を尋ねてみると

・古着屋で買った安物だから

・用途や色が重複しているから

・シミや汚れがひどいから

などの理由で、「捨ててもいい」と判断したとのこと。この7年間で片付けが苦手だった母の「いる・いらない」の判断力が、確実に鍛えられていたのを感じました。

全出ししたから気付いた「こんなにあったの?」

タンスの中を全出しして良かったなと思ったのは、着物関係の小物もたくさん重複しているのに気づけたこと。「帯まくら」や「帯板」など、なんと4つもありました。

足袋もいっぱい。しかも左足用だけが3足ありました。ちなみに、わが家で着物を着るのは母だけです。こんなに必要ないので2足だけ残し後は処分!

4.残した着物をしまう前に拭き掃除

たとう紙に包んだ着物を保管している場所なので「そんな汚れていないだろう」と思ったものの、雑巾は真っ黒に。普段は掃除しない場所なので、この年末年始でキレイにできてよかったです。

後は残した着物を収納するだけ

取りやすい場所にお気に入りの着物を収納し、あまり着ない着物や思い出の品として取っておく着物は、一番下の段へ収納。

たとう紙で中身が見えない着物は、表に「喪服」とラベリング。これで、目当ての着物が探しやすくなりました。

5.誰かと一緒に片付ける

片付けの作業時間は、たった1時間でしたが3袋分も着物や小物を捨てることができました。母は「一人だったら片付けられなかったかも」と言っていたので、帰省のタイミングで一緒に片付けができて本当に良かったです。

着物の片付けポイントまとめ

1.作業時間の目安を決める

2.とりあえず全部出す

3.捨てていいと思うモノだけまず捨てる

4.残した着物をしまう前に拭き掃除

5.誰かと一緒に片付ける

最後までご一読くださりありがとうございます。

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暮らしの講師

元海上保安官で2児のママ。大型巡視船で働いていた経験を活かし、限られた環境と予算でも暮らしを楽しむ工夫を発信中。「お金はないけど知恵はある」海保マインドと「海保式やりくり」で、暮らしの「ちょっと困った」を解決するライフハックをお届けします。産後1カ月のときに西日本豪雨で被災した経験から、防災・減災講座も開催。船舶料理士、整理収納アドバイザー1級、広島防災Jプログラムトレーナーなどの資格を保有。テレビ、新聞、雑誌、NHKラジオなどメディア出演多数。1985年生まれで広島県在住。趣味は古着屋めぐりとマンガを読むことです。

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