アリゾナ一筋21年! あのコービー・ブライアントを上回るフランチャイズプレーヤーが遂にトレードに!?
昨夜、代々木第一体育館で「Bリーグ」の初めてのオールスターゲームが行われたのに続いて、来月には「NBA」のオールスターゲームが、ニューオリンズで開催されます。
ファン投票は今日(現地時間)で締め切りになりますが、オールスターゲームの常連で、MVPに4度(同時受賞も含む)も輝いたコービー・ブライアントが、昨季をもって引退したため、もう見られないのを残念に思っている方も、少なくないのでは?
▼コービーを上回るフランチャイズプレーヤー
1996年11月3日にNBAデビューを飾って以来、ロサンゼルス レイカーズ一筋に「20季」もプレーし続けたコービーは、誰もが認める「レイカーズのフランチャイズプレーヤー」でしたが、それを上回る選手が、NHLでプレーを続けています。
その選手とは、アリゾナコヨーテスのFWシェーン・ドーン(40歳)です!
シェーン・ドーン/ 1976年10月10日 カナダ・アルバータ州生まれ。
父親がアイスホッケー選手。妹はバスケットボール選手というスポーツ一家で育つ。カナダのジュニア時代から頭角を現し、1995年のNHLドラフトで、当時のウィニペグ ジェッツ(現在のウィニペグジェッツは、アトランタスラッシャーズが前身)に1巡目(全体7番目)で指名され、その年の10月7日に行われた開幕戦にルーキーながら出場し、18歳でデビューを飾る。
その後、ホームタウンやチーム名の変更はあったものの、同一チームに在籍し続けて迎えた21季目(12月23日の対トロント戦)に、史上93人目の「通算400ゴール」を達成し、表彰を受けた。
▼チームの功労者だからトレードに !?
コービーの「20季」を上回り、「21季」続けて同一チームに在籍しているドーンは、27歳の誕生日となった2003年の開幕戦から「C」(=キャプテン)マークをつけて、チームをけん引。
リーダーシップはもちろん、2010年にはNHLが地域貢献など、日頃からの活動を評価して表彰するキングクランシー アウォードにも輝いています。
そんなドーンの周囲が、ここへ来て騒がしくなってきました。
なぜなら「トレードの噂」が、聞こえ始めてきたからです!
カナダのメディアが報じているところによると、アリゾナはドーンのトレードを画策している模様。
「チームの功労者なのに、どうしてトレードへ出そうとしているの?」
という声が聞こえてきそうですが、、、
「チームの功労者だからこそ、トレードしてあげよう!」
との考えを、アリゾナは抱いているのです。
▼5季ぶりのプレーオフに! 初めてのスタンレーカップを !!
今季もアリゾナは序盤から苦戦を強いられ、ウエスタン カンファレンスに所属する14チーム中、13位に低迷しています。
チーム状態や戦力を考えると、5季ぶりのプレーオフ進出は難しい雲行きに・・・。
一方、2004年の「ワールドカップ」や「トリノオリンピック」で、カナダ代表の一員として優勝するなどしてきたドーンも、近年は大舞台でプレーする機会に恵まれずにいるだけに、
「もう一度ビッグゲームでプレーさせてあげたい!」
という ”親心” から、ジョン・チャイカ GMは、ドーンが5季ぶりのプレーオフに出場し、初めてのスタンレーカップも狙える移籍先を探している模様です。
▼北米4大スポーツ最長のフランチャイズプレーヤーの行方は !?
今季のNHLのトレードデッドライン(トレード可能な最終日)は、3月1日。
昨季までコービーがプレーしていた「NBA」だけでなく「MLB」や「NFL」にも、1995年より前から、同一チームのロースターに名前を連ね続けている選手は見られないことから、
「北米4大スポーツ最長のフランチャイズプレーヤー」
であるドーンの行方には、北米のスポーツメディアやファンの注目が、これから大いに集まりそうです。