徳川家康公の御殿跡で、御殿場市発祥の地でもある『吾妻神社』、『高尾山穂見神社』、『御守殿稲荷神社』の御朱印を頂けるのが、氏子さん宅の『和菓処大田屋』さんです。御朱印の取り扱いを行っているお菓子屋は、『和菓処大田屋』が全国初なんだそう。

『吾妻神社』、『高尾山穂見神社』のお賽銭箱に、『和菓処大田屋』までのアクセス方法が掲示してありますので、こちらの地図に従って、『和菓処大田屋』に向かいました。

御朱印を扱っている和菓子屋さんとのことだったので、昔ならではの和菓子屋さんを想像して探していましたが、想像とは違い、ベージュの壁に黒の屋根が生える明るくおしゃれな雰囲気の和菓子屋さんでした。

1880年に御殿場で創業され、お店は2022年10月に改装されたばかりなんだそうです。

まるで絵画のように御朱印の見本が並んでいます。

『吾妻神社』の見開き定版の御朱印は一富士二鷹三茄子のイラスト、『高尾山穂見神社』の見開き定版の御朱印は縁結びの椿と白いお稲荷さんのイラストが描かれています。全部賜りたくなる素敵な御朱印です。

御朱印も魅力的なものばかりですが、店内に並んでいるお菓子もどれもおいしそう！

100年を超え、代々受け継がれた技と味を存分に注ぎ込んだ3種の自家製餡が自慢で、お餅米、芋、旬のフルーツは御殿場や静岡産使用し、ひとつひとつ丁寧に思いを込めて作られたお菓子が並びます。

神社散策で、ちょっと疲れた体に甘いものを補給しようと、オリジナル生どら『のっぽ』の『プレーン（¥320）』と『苺とクリームチーズ（￥420）』を購入しました。

ふんわり優しいクリームチーズとババロアのような苺のムース、そして甘ずっぱい苺のコンポートの絶妙のハーモニーの『苺とクリームチーズ』。

そして『プレーン』は自家製白餡で泡立てた生クリームと自家製つぶ餡が上品な味わいです。
秘伝の隠し味を効かせているという手焼きの皮は、程良い甘さともちっとした食感でした。

他にも徳川家康の御殿造営400年記念の『吾妻どら焼き』や、富士山を模したオリジナル『富士山最中』など御殿場土産としても喜ばれそうなものや、期間限定の和菓子の取り扱いもあります。

御朱印を扱う和菓子屋の『和菓処大田屋』さんは、御朱印を賜りながらほっと一息つける素敵な和菓子屋さんでした。