高台から神戸の街を眺められ、歴史の舞台にもなった場所に作られた公園があります。神戸の会下山にある公園を訪ねてみました。

憩いの公園は歴史のゆかりの地

会下山公園(えげやまこうえん)は小高い山を利用して作られた公園です。山を登るように上がって行く公園には、テニスコートやバスケットボールコートなども設置されています。

公園の周回コースはジョギングコースとしても設定されています。アップダウンがある道なので平坦なコースよりも負荷は強めです。脚力を鍛えるにはいいかも。

公園を上がって行く途中には休憩できる東屋もあります。ジョギングやウォーキングの途中でひと休みするのにもベンチがあるので便利です。

公園の広場に出ると遊具も設置されています。お子さん連れのファミリーで訪れている方も多い公園です。

会下山公園からの神戸の眺めは神戸市が選定しているビューポイントにも選ばれている場所。そしてその横には大楠公湊川陣之遺跡の碑が建っています。ここは湊川の戦で足利尊氏と戦った楠木正成が陣を張った場所でもあります。この日は昭和5年に建てられたもの。そしてこの碑に刻まれている書は東郷平八郎によるものです。歴史好きには見どころは多いポイント。

会下山公園の眺めは方向により街寄りと海寄りそれぞれの景色を楽しめます。こちらは街寄りの風景。夜景の時間帯に眺めるとまた違った風景が見られます。

見る場所を変えると海側の風景も見ることができます。街側から海側まで神戸の風景を一望できる公園です。

会下山公園を少し下ると会下山小公園があります。ここには植物学者の牧野富太郎の牧野植物研究所跡の碑があります。小公園も見どころがあるので併せて訪れてみるのもおすすめです。