【蔵前カフェ6選】2023年最新!今最も話題”東京のブルックリン”をレポート
東京でも屈指の「ものづくりの街」として有名な"蔵前"。
歴史や伝統を受け継ぎながら、現代風に生まれ変わっていく街の特性を踏まえ、最近では、「東京のブルックリン」と呼ばれるようになってきました。
今回のカフェ特集では、ブルックリン同様、手づくりと職人気質が根付く街だからこそのカフェ業態をご紹介しつつ、東京下町エリアならではのリノベーション空間など、街自体の魅力を存分にお伝えしたいと思います。
動画を確認しながら、その魅力を感じていただけるともちろん嬉しいですが、ぜひ、実際に足を運ぶきっかけにしていただいて、「本物の」ものづくりの魅力に触れてみてください。
過去の蔵前周辺特集はこちら!
■動画で確認したい方はこちらから
1. CAFÉ Tarot
2022年10月にオープンした、東京タロット美術館のミュージアムカフェ。
東京タロット美術館は、タロットを通して自己と対話する日本初のタロット美術館として、2021年11月に誕生しました。
東京タロット美術館が「自己との対話」をテーマとしているのに対し、こちらのカフェタローさんでは、「他者との対話」をテーマとしているようです。
ちなみに、フランス語で Tarotを「タロー」と読むことが、店名「CAFÉ Tarot(カフェタロー)」の由来だとのことでした。
対話とは、価値観の異なる人が向き合い、思考の流れを大切にしながら、共に新たなものを創造していくプロセスのこと。
そんな対話を大切にしながら、CAFÉ Tarotさんでは、人が出会い、語らい、自分自身の物語を紡いでいくような空間を目指しているようです。
店内の空間は、タロット好きはもちろんのこと、アート好きも楽しめる空間になっており、「運命の輪」をモチーフとした大理石モザイクの展示もありました。
また、空間にはさまざまな幸運のオブジェが存在し、四つ葉のクローバーやタロットモチーフの模様が至る所にあるので、ぜひお試しください。
そして、店内では、もちろんタロットカードを楽しめます。
ぜひ、お友達や恋人と来た際には、手にとってお楽しみください。
また、メニューを注文した際には、タロットモチーフのオリジナルコースターをいただけます。
全部で22種類あり、ご自身を占ってみるのもあり。
ちなみに、私の引いたカードはTHE EMPEROR。
MBTIでも“主人公”型のENFJなので、割と書いてあることが近くて、ちょっとびっくりしました。笑
地球と身体にやさしいプラントベース(植物性由来)のお食事やスイーツを用意しており、健康食のいただけるお店としてもとてもおすすめです。
さて、この日にいただいたのは、オープンサンドプレート。
また、合わせていただいたドリンクはアメリカーノのアイス。
本郷にあるアンモナイトコーヒーマーケットさんの自家焙煎コーヒーをいただけるので、コーヒーも本格的な一杯をいただける、とても魅力的なお店でした。
<<オープンサンドプレート>>
1500円(税込)
<<アメリカーノIce>>
500円(税込)
営業時間:
平日・土曜日 7:30〜18:30(LO:17:30)
日祝 10:00〜17:00(LO:16:00)
定休日:不定休
アクセス:JR浅草橋駅西口徒歩2分
座席:18席
電源:あり
Wi-Fi:なし
決済手段:カード◎、電子マネー◎、QRコード決済◎、現金◎
2. WAKAN CAFE 無花果
2022年7月に蔵前に移転し、WAKAN CAFE 無花果(いちじく)と言う名前でオープンしたカフェ。
もともとは、和漢 Deli 無花果(いちじく)というなまえで、東日本橋で営業されていたようですが、名前も変えて、心機一転、カフェの激戦区蔵前で営業を始めたとのことでした。
お店の特徴は、女性薬剤師が作る、体に優しい薬膳カレーと日本茶、薬膳茶。
「食を通じて健康を作るお手伝いをしたい。」そんな思いで提供されるメニューはどれもとても魅力的。
特に、お店の看板メニューは厳選したスパイスで作るグルテンフリーの薬膳カレーは間違いなしです。
カレー自体ももちろんですが、薬膳タコライスや焼き菓子なども注目なので、ぜひ、ドリンクと合わせて試していただきたいです。
また、日本茶や薬膳茶がおすすめな一方で、コーヒーにもこだわりがあるお店なのも大きな魅力。
入谷の自家焙煎珈琲店、松崎珈琲研究所さんから仕入れた、スペシャルティコーヒーをいただけます。
WAKAN CAFE 無花果へのリニューアルに伴い、松崎珈琲さんとのコラボも一つの魅力となっており、コーヒー豆の種類も基本のブレンドコーヒーだけでなく、産地別、農園別のシングルオリジンの豆や、デカフェの用意もありました。
また、お店の取り組みとして先進的なのはエアレジオーダーの活用。
席にあるQRコードを読み取って注文できるので、注文からフードやドリンクの提供までがとてもスムーズです。
<<薬膳料理キーマカレーライス>>
1100円(税込)
<<アイスチャイ>>
600円(税込)
営業時間:
[月~木]12:00~18:00
[金・土]11:00~19:00
[日]11:00~18:00
定休日:不定休
アクセス:蔵前駅から徒歩5分
電源:なし
Wi-Fi:なし
決済手段:カード◎、電子マネー◎、QRコード決済◎(PayPayのみ)、現金◎
3. CAMERA
オリジナルレザーグッズのブランド『numeri』と、オリジナルベイクブランド『CAMERA BAKE』のお店。
“CAMERA”の由来はラテン語で『小さい部屋』。
様々な目的の人々が行き来のある『部屋』のような場所にしたいという思いで名付けられました。
バッグや革小物などハンドメイドにこだわった商品を探したり、毎日手作りの焼き菓子にコーヒーやスムージーでくつろいだり、各々の過ごし方ができる素敵な空間です。
レザーグッズブランド『numeri』は、イタリア語で「数」を意味する言葉。
numeriのグッズが、ラッキーアイテムのナンバー、お気に入りのナンバー、毎日に欠かせないナンバー、として存在できたらいいなと気持ちが込められています。
国産の天然皮革、ハンドメイドにこだわり、東京の下町の工房で職人が丁寧に一つ一つ作り出しているので、そのこだわりの製品を是非プレゼントなどでもお試しいただきたいです。
そして、注目の焼き菓子ブランドCAMERA BAKE。
飾り気はないけれどどこか懐かしく、心に優しい、馴染みのある焼き菓子がメニューの中心とのこと。
国内産の小麦粉、バター、きび砂糖を使った、生地のコシとコクのある味わいを小さい子から大人まで誰もが楽しめるお菓子を目指し提供してくれます。
そんな中、この日にいただいたのは、スパムおにぎりプレート。
スパムおにぎりに、2種類のデリがつき、さらにスープもつく、ヘルシーかつ贅沢なセット。
セットドリンクは+200円でいただけて、こちらもお得なので、是非合わせてどうぞ。
他にも、チーズトーストセットやキーマカレーセットも人気だとのことなので、ぜひ、その日の気分に応じて頼んでみてほしいです。
<<スパムおにぎりセット>>
900円+税
<<セットドリンク>>
200円+税
営業時間:
平日 11:00-17:00
土日祝 10:00-18:00
定休日:月曜日
アクセス:蔵前駅から徒歩3分
座席:16席(カウンター8席、テーブル8席)
電源:なし
Wi-Fi:なし
決済手段:カード◎、電子マネー◎、QRコード決済◎(PayPay)、現金◎
4. ダンデライオン・チョコレート ファクトリー&カフェ蔵前
2010年にサンフランシスコで創業したダンデライオン・チョコレートの海外1号店。
ダンデライオン・チョコレートは、シングルオリジンのカカオ豆の買い付けから、選別、ロースティング(焙煎)、摩砕(まさい)、テンパリング、成形、包装まで、すべて自分たちの手で行い、チョコレートを作っているBean to Barの思想を大事にしたお店です。
ここ蔵前の店舗は、1階はチョコレートファクトリーとスタンド、2階はカフェとワークショップスペースを併設したファクトリーになっており、建築の造形美としても素敵な空間。
製造工程を間近で見ながら、チョコレートドリンクやスイーツを楽しめるのもひとつの特徴で、イートインでもテイクアウトでも楽しめます。
ダンデライオン・チョコレートのドリンクは、全て世界各地の農園から仕入れたカカオ豆で作ったシングルオリジンのチョコレートを使用。
雑味のない、カカオ本来の味わいを存分に味わえるメニューになっています。
チョコレートドリンクはもちろんおすすめですが、実はコーヒーも本格派。
シドニー発の自家焙煎珈琲店、Single Oのコーヒー豆を使っているとのことでした。
この日にいただいたのは、蔵前限定のクラマエホットチョコレートとスモア。
クラマエホットチョコレートは、NAKAMURA TEA LIFE STOREの静岡県産、無農薬・有機栽培のほうじ茶で香りづけしたドリンクで、ICEでもいただけます。
そして、個人的にもずっと気になっていたスモア。
スパイシーなサブレ生地の上にチョコレートを流し込んだ大きなマシュマロをのせ、岩塩をトッピングした一品。
キャンプファイヤーでマシュマロを炙るように、注文ごとにバーナーで炙り出来立てを提供したいという想いから、この独特なかたちに辿り着いたとのことでした。
マシュマロも全て自家製で作られる絶品なので、是非お試しいただきたいです。
<<クラマエホットチョコレート(ICE)>>
690円(税込)
<<スモア>>
550円(税込)
営業時間:10:00~19:00
定休日:なし
アクセス:蔵前駅から徒歩3分
座席:70席
電源:なし
Wi-Fi:なし
決済手段:カード◎、電子マネー◎、QRコード決済◎、現金◎
5. ETiAM KURAMAE
2021年3月にオープンした工房とカフェ併設の革製品店。
上質な素材と職人の手仕事が織りなすバッグや小物を提供するブランドETiAMのフラッグシップストアとしてオープンしたETiAM KURAMAE。
2020年に誕生した、東京発のバッグブランドとして注目の店舗でもあります。
店内では、こだわりのバッグの販売はもちろん、1Fの工房では、ガラス越しに、こだわりのバッグの製作の様子を確認することもできます。
1Fと2Fでは、商品のラインナップも異なるので、カフェ利用の際にも是非じっくり眺めてみていただきたいです。
また、2F、3Fのカフェスペースでは、ハンドドリップのコーヒーと季節の食材を使用した手作りスイーツを楽しめるのも大きな魅力。
ちなみに、店内には、海外から仕入れたアンティーク家具の座席もあり、一部は販売もされているとのこと。
テラス席もあるので、天気の良い日にはそちらも抜群です。
コーヒーは、ホットもアイスも両方丁寧にハンドドリップで抽出。
季節ごとに、豆も複数種類用意しているとのことで、この日もETiAMブレンドと、ブラジルの豆から選ぶことができました。
さらに、ダンデライオン・チョコレートのチョコを使用したカフェモカの提供があったり、ミルクをオーツミルクに変更できたり、細やかなこだわりがさすが職人のお店だと感じられました。
そして、スイーツも素材にこだわった手作りの数々。
バナナのパウンドケーキをはじめ、同じくダンデライオン・チョコレートのチョコを使ったチョコレートケーキなども注目です。
そんな中、特におすすめなのは、今回いただいたチーズケーキ。
とてもクリーミーなチーズが絶品なチーズケーキで、トッピングされたジャムは季節ごとに変化する点も、注目ポイントでした。
<<ドリップコーヒー>>
600円(税込)
<<チーズケーキ>>
500円(税込)
営業時間:11:00〜19:00(cafe L.O.18:30)
定休日:なし
アクセス:都営浅草線 蔵前駅 A1a、A1b出口からすぐ
座席:16席
電源:あり
Wi-Fi:なし
決済手段:カード◎、電子マネー◎、QRコード決済◎、現金◎
6. 葉もれ日
カフェの激戦区、蔵前・浅草橋エリアにある古民家カフェ。
築70年の酒屋をリノベーションした空間で、都会の近代的な印象とはまた違ったタイムスリップしたような雰囲気が最高です。
カフェスペースは入り口入ってすぐの土間にあり、土間奥には、キッチンと注文スペースがあります。
色々なリノベーションカフェを見てきましたが、土間を活用しているのは珍しいなと感じました。
ちなみに、店主の山口さんは、雑誌や広告などでも活躍するデザイナー・アートディレクターで、物件を一目見て気に入ったとか。
元々の建物を生かしつつ空間をつくりあげ、店内の椅子やテーブルまでもオリジナルで作ったとのことでした。
また、ものづくりの街、蔵前・浅草橋エリアならではの取り組みとして、組子細工のアイテムも販売されています。
元々は、店主さんの親戚が欄間(らんま)と呼ばれる和室などに見られる部材を作る仕事をやめる際、伝統を絶やさないために作り始めたのがきっかけとのこと。
この日に提供いただいた際のコースターとしても活用されていました。
そして、この日にいただいたのは、ハンドドリップとフムスサンド。
フムスサンドは、フムスという、中東でよく食べられている「ひよこ豆と練りごまのペースト」を挟んだサンドイッチで、ヘルシーにいただけました。
通常は食パンが利用されることも多いようですが、ピタパンを使った見た目も素敵に感じました。
コーヒーは、世界各地から仕入れた豆を自家焙煎したこだわりの数々。
この日もインド、グアテマラ、マンデリン、コロンビア、ケニア、コスタリカ、ネパール、エチオピアと、とてもたくさんの種類が提供されていました。
コーヒー以外にも、国内では0.8% しか流通していない「江戸蜂蜜」を使ったドリンクも人気だとのことでした。
<<ハンドドリップ(india) >>
500円(税込)
<<ハンドドリップ(Costa Rica)>>
520円(税込)
<<フムスサンド>>
500円(税込)
営業時間:11:00-18:00(L.O.17:30)
定休日:月曜日(祝日は営業)
アクセス:浅草橋駅から徒歩5分、蔵前駅から徒歩7分
座席:14席(カウンター2席、2人掛けテーブル6卓)
電源:なし
Wi-Fi:なし
決済手段:カード◎、電子マネー◎、QRコード決済◎(PayPay)、現金◎