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【目黒区】自由が丘にオープンした醬油らーめん専門店「麺 ひしおのキセキ」、連日行列ができる人気店に

Chikuwa地域ニュースサイト号外NETライター(東京都目黒区)

自由が丘の東急大井町線・踏切の脇にあった「茶工廠(ちゃこうじょう)自由が丘店」が2024年1月に閉店。その跡地に醬油らーめん専門店「麺 ひしおのキセキ」が2024年5月1日(水)にオープンしました。

オープン日がGW中だったこともあり、連日大行列でしたが、連休明けでもやっぱり行列。つくづくみんなラーメンが好きなんだな、ということを感じています。

かく言う私ももちろん興味津々。さっそく足を運んできました。

「淡麗(白醬油)」「濃醇(黒醬油)」の2タイプのラーメンが楽しめる「麺 ひしおのキセキ」

店頭に置かれていたメニュー表をチェック。ラーメンは「濃醇」「淡麗」の2タイプで、サイドメニュー、トッピングが用意されていました。

「淡麗(白醤油)らーめん」は、昆布やしいたけから丁寧な仕込みでうまみを抽出したダシによる、さっぱりとした癖のない味わい。

「濃醇(黒醬油)らーめん」は、2つの醤油をブレンドし、甘・辛・酸・苦・渋のバランスが整っている醤油ダレベースとのこと。

とりあえず行列に並び、先頭まできたタイミングで皆さん、食券を購入している様子でした。

券売機はタッチパネル方式で、現金はもちろん、クレジットカード、電子マネー、PayPayでも支払いOK。日本語以外の言語にも対応していました。

店内はカウンター席のみ、入口は1ヶ所で出口は2ヶ所から

「麺 ひしおのキセキ」の入口は暖簾がかかっているところの1ヶ所で、ここに券売機が置かれています。

中は厨房をL字型に囲むカウンター席のみ。椅子のすぐ後ろがべんがら色の扉になっているため、退店する場合はそちらの扉を開けて出ることができるようにしていました。

限られたスペースでスムーズにお客様が出入りできるよう、良く練られた動線です。

「濃醇味玉らーめん」「淡麗特製らーめん」「焼餃子」をいただきます!

私は「濃醇」タイプのラーメン、家人は「淡麗」タイプのラーメンを選択。まずは「濃醇味玉らーめん」からご紹介しましょう。

濃醇味玉らーめん

さっそくスープからいただきます。コクのある醬油の香りとうま味が華やかに広がります。
見た目以上に油多めでどっしりとした味わいです。

菅野製麺所の細ストレート麺でコシのある茹で上がり。細ネギをからめていただきます。イベリコチャーシューは低温調理された薄切りタイプ。

メンマ(タケノコ)は太目にカットされた歯ごたえのある極太のものがトッピングされていました。

味玉は白身にしっかりめに火が通り、中は程よく半熟となっていました。

淡麗特製らーめん

家人が注文した「淡麗特製らーめん」。
低温調理したイベリコチャーシューの他、鶏チャーシューやホタテもトッピングされていました。

スープを少し飲ませてもらいましたが、白醬油の豊潤な香りとともにすっきりとした印象の味わい。同じ醬油ラーメンといいつつも、方向性が違うのでなかなかおもしろいなと思いました。

焼餃子

焼餃子はすでに味付けしてあり「お好みでからしを付けて召し上がってください」とのこと。皮が極限まで薄く仕上げてあり、ふんわり柔らかい食感でした。

ジューシーな肉餡とカラシの相性も良かったです。

自由が丘の塩らーめん専門店「麺 うらた」が、醬油にこだわりオープンさせた「麺 ひしおのキセキ」

塩らーめん専門店「麺 うらた」(2021年撮影)
塩らーめん専門店「麺 うらた」(2021年撮影)

「麺 ひしおのキセキ」のオープン告知を見た時、どことなくデジャヴを感じていたらやっぱりそうでした。

塩らーめん専門店「麺 うらた」(2022年撮影)
塩らーめん専門店「麺 うらた」(2022年撮影)

同じ自由が丘の美観街にある塩らーめん専門店「麺 うらた」を手がけた浦田直人さんが、2軒目としてオープンさせたのが「麺 ひしおのキセキ」だったんですね。

「麺 うらた」はつねに行列ができる大人気店。
店主である浦田さんが、おいしい塩らーめんを追求する中で生まれたのが「キセキの醬油らーめん」だったのだそうです。

塩らーめん専門店である「麺 うらた」で、醬油らーめんを提供するのには無理を感じて、あらたに2店舗目を出店を決意されたというのが経緯でした。

醤油が生まれた軌跡に感謝し、皆さんに奇跡の一杯を、という想いが込められている「麺 ひしおのキセキ」

「麺 ひしおのキセキ」という店名につけられている「ひしお=醬」は、お醤油のルーツといわれています。
大手醬油メーカーであるキッコーマン株式会社の公式ホームページを拝見したところ、「醬油」ということばが出現したのは室町時代だと考えられており、それまでは「醬(ひしお)」という発酵調味料が存在していたのだそうです。

食物を塩に漬けて保存すると発酵してうま味を持つことを体験し、試行錯誤の末に醤をつくるようになったと考えられています。

「麺 ひしおのキセキ」の「濃醇味玉らーめん」
「麺 ひしおのキセキ」の「濃醇味玉らーめん」

まさに奇跡的にできた一滴の醤油の「軌跡」を追いながら、こだわりの醤油らーめんがお客様や地域の皆様へ広がっていってほしい。そして、お客様との出会いも一期一会であり、「キセキ」だと思っているというコメントが、公式Instagramで紹介されていました。

旨味調味料を入れずに無化調で仕上げることにより、原料本来の旨味を引き出してくれる、キセキの食材「醤油」にこだわった「麺 ひしおのキセキ」。
そして、沖縄海塩とモンゴル岩塩をブレンドした塩だれで勝負する「麺 うらた」。

「麺 うらた」の「塩SOBA 玉子入り」(2021年撮影)
「麺 うらた」の「塩SOBA 玉子入り」(2021年撮影)

どちらも自由が丘で人気を二分するラーメン店となりそうな予感。まだ食べていない、という方はぜひ足を運んでみてくださいね。

【店舗概要】
麺 ひしおのキセキRettyページ
営業時間:11時~23時
※6月以降は11時~28時になる予定
住所:東京都自由が丘2丁目12-21 最上ビル1F
問合せ先:03-5726-8808

麺 うらた(Rettyページ
営業時間:平日・日曜 11時~23時/金・土・祝前日 11時~28時
※スープなくなり次第終了
住所:東京都目黒区自由が丘1-12-5 美観ビル1F
問合せ先:03-5701-2548

地域ニュースサイト号外NETライター(東京都目黒区)

コピーライターからWebライターへ転身。アロマセラピスト・整体師としても時々活動しています。趣味はカンフー(八卦掌・長拳)と古代史。目黒区の魅力やおもしろいところを発信していきます。取り上げて欲しい目黒の穴場や情報もぜひお寄せください!

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