「残った鍋」←「どう保存すれば正解?」料理人の回答に…『知れてよかった!』
こんにちは、料理人のぱぷちゃんです!
皆さん、「鍋」食べてますか?
本格的に寒くなり、鍋料理が恋しくなる季節ですね。でも、鍋は一度では食べきれないことも多いですよね。食べる前は『よしっ!食べるぞ』と意気込むものの、意外とお腹がいっぱいになってしまって残してしまうこともあると思います。
そんな残った鍋料理、皆さんはどのように保存していますか?
実は、保存方法を間違えると、次の日に味が落ちたり、衛生面で問題が出たりすることもあります。そこで今回は、調理師免許を持つ料理人の視点から「残った鍋の正しい保存方法」を詳しく解説します!
また、今日の内容を私の「Instagram」で発信したところ、なんと100%の方から『知れてよかった!』との声をいただき、大好評でした!
鍋料理を食べる予定のある方は、ぜひ最後までお付き合いください。
今回の目次
- そのまま放置はNG!その理由とは?
- 鍋ごと冷蔵庫に入れてもいいの?本音を解説
- 鍋ごと保存するなら、守るべき注意点
- 翌日には食べきって!
- まとめ
そのまま放置はNG!
今の時期、寒いからといって『鍋ごと台所に置いておけば大丈夫』と思っていませんか?確かに冬場は気温が低いので安心しがちですが、実は季節を問わず、これはNG行為なのです!
温度差によって鍋の中で結露が発生し、味が落ちてしまうのはもちろんですが、細菌の繁殖リスクも高まります。
特に、さまざまな食材が入った鍋料理は栄養分が豊富なため、短時間で細菌が繁殖し、衛生面に問題が生じやすくなります。
鍋ごと冷蔵庫に入れてもいいの?本音を解説
本来なら『保存容器に移してから、冷蔵庫に入れて保存してください!』というのが、最もベターな回答です。
しかし、正直なところ、「わざわざ鍋から容器に移すのは面倒…」と感じる方も多いのではないでしょうか?
そして、きっと多くの方は、「鍋ごと冷蔵庫に入れる」方法をとっていると思います。鍋が大きくて冷蔵庫に入りきらない場合は話は別ですが、そうでなければそのまま冷蔵庫に入れてしまうことが多いかもしれません。
ここで気になるのが、料理人の視点から見た場合、この方法はどうなのか?
結論:鍋ごと冷蔵庫に入れても良いが、2つだけ注意点があります!
鍋ごと保存するなら、守るべき注意点
一体どんな、注意点なのでしょうか?
1つ目の注意点:しっかりと冷ましてから冷蔵庫に入れる!
もし鍋ごと冷蔵庫に入れる場合は、必ず「粗熱」をしっかり取ってからにしてください。熱々のまま入れると、冷蔵庫内の温度が一時的に上がり、他の食品の鮮度低下や最悪の場合、食中毒の原因となることがあります。
また、冷蔵庫内部で結露が発生し、水滴や霜ができることも。これが蓄積すると、冷却機能に悪影響を及ぼし、故障を招く可能性もあるのです。
2つ目の注意点:土鍋は不向き!
実は、土鍋は長時間放置すると中に汁が染み込んでしまう可能性があるのです。
そのため、鍋料理を土鍋で作った場合、そのまま冷蔵庫に入れるのは避けた方が良いです。汁が染み込むと、土鍋に臭いや汚れが残りやすくなり、衛生的にも問題が生じる可能性があります。
翌日には食べきって!
ここまで、読んだ多くの方は『残った鍋はいつまで保存できるの?』と思われたかもしれません。
その答えは、翌日まで!
『2〜3日くらいはいけるよ』と思うかもしれません、しかし、鍋料理というのは様々な具材を入れて楽しむ料理です。中でも「牡蠣」や「豆腐」など傷みやすい食材が含まれていることが多いため、長期間保存するのはリスクが高いのです。
作った当日中に食べるのが理想ですが、長くても翌日中には食べきるようにしましょう!
まとめ
- 鍋をそのまま放置するのはNG!細菌が繁殖しやすくなります。
- 保存する際は、粗熱を取ってから冷蔵庫に入れましょう。
- 土鍋での保存は不向き。汁が染み込み衛生的に問題が出る可能性があります。
- 残った鍋料理は翌日中に食べきるのが安全です。