NuPhyが好きだけど愛用しているのはKeychronな理由
ロープロファイルキーボード事情について、NuPhyとKeychronのちょっと細かい話をひとつ。
NuPhyとKeychronのキーボードを比べたとき、個人的な好みでいえばNuPhyのキーボードのほうが好き。デザインもそうですし、タイピングしたときの感触が格別なもので。
なのでお気に入りの一品といえばNuPhy Air60 V2。キースイッチはCowberryとなっています。。
が、実際に日々使用しているのは、実はKeychronのK3 Proだったりします。
なぜか。
今日はそんな「NuPhyよりKeychronのほうを好んで使っている理由」についてお話します。
———
Keychronのほうが安定感が高い
Keychronのほうを使っている理由を一言で表すなら「安定感」です。トラブルが起きにくく、当たり前に当たり前を遂行しつづけてくれるのが、僕にとってはKeychronでした。
逆にNuPhyはちょっと不安定な印象。完全に個人の経験則であって、ほか様の状況はわからないのですが、NuPhyだとちょいちょい小さなストレスを感じる機会がありました。
■VIAの設定がリセットされる
NuPhyを使っていて困ったのが、たびたびVIAの設定がリセットされてしまうこと。
どういう不具合なのかわからず、ファームウェアのアップデートや初期化を試してきましたが、解決できませんでした。
設定し直せばいいんですが、その手間が面倒くさい。特に外出先で使おうと思ったタイミングでリセットされてしまうと、コードを持参していなければ、家に変えるまで我慢して使わなければなりません。
Keychron K3 Pro ではそういった不具合に出会ったことがなく、いつも安定して使えています。
細かいようで、意外と結構なストレスを感じているポイントですね。
■背面のゴム足が取れる
ふたつめが、滑り止め用のゴム足が簡単に取れてしまうこと。
NuPhyのキーボードには背面に滑り止め用のゴム足が付いているのですが、意外と簡単にポロッと取れてしまいます。
問題は、接着がそこまで強くないのと、その形状。出っ張っているために、他のものに引っかかりやすく、簡単に外れやすいのが難点です。
外に持ち出すために、無造作にカバンに突っ込むことも少なくないのですが、そのとき何度かゴム足が脱落してしまった苦い経験があります。
Keychronのキーボードにもゴム足は付いているのですが、NuPhyのものほど突起な形状をしていません。そのおかげか、一度も取れたことがありません。
■バッテリーの容量と残量表示
最後はバッテリーの持ち具合と、残量表示について。
私が愛用している「NuPhy Air60 V2」と「Keychron K3 Pro」のバッテリースペックを比べてみます。駆動時間はそれぞれ、LEDライトをオフにした状態での利用可能時間です。
- Keychron K3 Pro:1,550mAh → 最大240時間
- NuPhy Air60 V2:2,500mAh → 最大 150 時間
上記の通り、NuPhyのほうがバッテリー容量は多いのに、最大利用時間は少なくなっています。
バッテリーの消耗効率が違うのか、理由はハッキリわかりませんが、Keychronのほうが長持ちだといわれています。
「バッテリーなんて充電すればいいでしょ」とも思っていたのですが、「バッテリーの残量を気にしながら使用する」というのは思いの外ストレスで、長時間使い続けられるに越したことはありません。
また、バッテリー残量表示についても差があります。
NuPhyでのバッテリー残量の確認はLEDの色で見分けます。その時のサインがこちら。
- 緑:96%〜100%
- 黄:11%〜95%
- 赤:1%〜10%
もう、ほぼ黄色です。これじゃあ、どのタイミングで充電すればいいのか、目安にもなりません。
Mac側から、接続しているBluetoothデバイスのバッテリー残量を確認することはできますが、この数値もかなりの皮算用なので信頼できません。
結局、「そういえば最近充電してなかったから、そろそろ充電しておこうかな」と、自分の感覚に頼るしかなく、非常にストレスを感じています。
一方のKeychronの方は、[Fn] + [B] を押すとLEDが点灯。残量を10%単位で教えてくれます。
———
さいごに
どちらも好みのキーボードなのですが、安定感という意味では、今のところKeychronなのかなと思っています。
このあたりはソフトウェアの改善で解決する部分もあると思うので、今後のファームウェアのアップデートに期待させてもらいたいところです。