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【NHL】2022-23シーズンのスケジュールが発表!

加藤じろうフリーランススポーツアナウンサー、ライター、放送作家
(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

NHLは7月6日(現地時間)、2022-23シーズンのスケジュールを発表しました。

2019-20シーズンからは新型コロナウィルスによる影響をうけ、また、2021-22シーズンは、冬季オリンピック参加に対応するために約3週間の中断期間がありましたが、いよいよ、今季は従来通りの「82試合のシーズン」が戻ってきます。

▼ヨーロッパで公式戦

北米の他のプロスポーツと違い、ヨーロッパ出身選手が多く含まれているNHLは、過去にも、フィンランドやスウェーデンなどで、公式戦を開催した実績があり、今季も4試合が予定されています。

10月7日・8日(チェコ・プラハ)

サンノゼ・シャークス - ナッシュビル・プレデターズ

スイス出身のロマン・ヨッシ(ナッシュビル・左)とチェコ出身のトーマス・ハトル(サンノゼ・右)(NHL.com)
スイス出身のロマン・ヨッシ(ナッシュビル・左)とチェコ出身のトーマス・ハトル(サンノゼ・右)(NHL.com)

レギュラーシーズンの開幕戦は、北米ではなく、チェコのプラハで行われます。

チェコは、1998年の長野オリンピックで金メダルを獲得しているアイスホッケーの強豪国です。

また、この試合に先立ち、サンノゼはドイツで、ナッシュビルはスイスで、地元のプロチームとのエキシビションゲームを行います。

11月4日・5日(フィンランド・タンペレ)

コロラド・アバランチ - コロンバス・ブルージャケッツ

共にフィンランド出身のミッコ・ランタネン(左・コロラド)とパトリック・ライネ(コロンバス・右)(NHL.com)
共にフィンランド出身のミッコ・ランタネン(左・コロラド)とパトリック・ライネ(コロンバス・右)(NHL.com)

昨季にスタンレーカップを獲得したコロラドが、フィンランドでコロンバスと対戦します。

フィンランドは、今年2月の北京オリンピックで金メダルを獲得し、NHLにも、多くの選手を輩出しています。

▼伝統の屋外試合 Winter Classic

2023年1月2日(ボストン・フェンウェイパーク)

ピッツバーグ・ペンギンズ - ボストン・ブルーインズ

2023Winter Classicのロゴ(NHL.com)
2023Winter Classicのロゴ(NHL.com)

NHLは、2008年から、元日に「Winter Classic」と銘打ってアウトドアゲームを開催してきましたが、今季は、MLBボストン・レッドソックスのホーム球場で行われます。アウトドアにあるフェンウェイパークにスケートリンクを作り、アイスホッケーの公式戦を開催します。

また、2023年2月18日にも、ノースカロライナ州ローリーにあるノースカロライナ州立大学カーターフィンレースタジアム(アメリカンフットボール場)で、カロライナ・ハリケーンズとワシントン・キャピタルズが対戦します。

▼オールスターゲームはフロリダで

ファンによって選ばれた文字通りのスーパースターが集う、NHLオールスターゲームは、2023年2月4日・5日に開催されます。

今季の開催地は、フロリダ・パンサーズのホームアリーナであるFLAライブアリーナです。

▼優勝セレモニーは10月12日

スタンレーカップを獲得したコロラドのホーム開幕戦は、10月12日です。

試合前には、スタンレーカップと共に選手が登場し、また、優勝バナーの掲揚が行われるという、優勝チームにとっては、一大イベントです。

NHLのレギュラーシーズンは、各チーム82試合を戦い、リーグの32チームのうち30チームが試合を行う4月13日に終了。

その後、16チームによるプレイオフで、スタンレーカップを競います。

フリーランススポーツアナウンサー、ライター、放送作家

アイスホッケーをメインに、野球、バスケットボールなど、国内外のスポーツ20競技以上の実況を、20年以上にわたって務めるフリーランスアナウンサー。なかでもアイスホッケーやパラアイスホッケー(アイススレッジホッケー)では、公式大会のオフィシャルアナウンサーも担当。また、NHL全チームのホームゲームに足を運んで、取材をした経歴を誇る。ライターとしても、1998年から日本リーグ、アジアリーグの公式プログラムに寄稿するなど、アイスホッケーの魅力を伝え続ける。人呼んで、氷上の格闘技の「語りべ」 

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