【河内長野市】半年前の失敗案件、葛城修験第十六経塚・流谷金剛童子にリベンジ!行き方をご紹介します
ちょうど半年前の秋の初め、天見地区の流谷にある葛城修験第十六番経塚に行こうとチャレンジ。しかし、途中で道がわからなくなり挫折しました。道しるべがあるのにも関わらずです。
私はあまり山道を歩いた経験が無く、また遥か山の上にあるのではと錯覚し、そのときは諦めました。
しかし、その後いろんな関連情報を調べたり、流谷の葛城修験十六番経塚を紹介したビデオを見たりしたところ、思ったより近い場所にあることがわかりました。これはリベンジしなければと、先週、行ってみることにしました。
南海天見駅から西の方に山を登っていくと、流谷集落があります。ここには1・2月に花開く蝋梅(ろうばい)や3月ごろに咲く山茱萸(さんしゅゆ)の里が有名ですね。
ちょうど蝋梅が終わり、代わりに山茱萸が咲き始めています。しかし、今回流谷に来たのは山茱萸を愛でることよりも半年前の失敗をリベンジするため。
葛城修験第16番経塚は、日本遺産の構成要素として選ばれたところなので、昨年ぜひ行ってみようとしたのに途中で挫折しました。
今回は「絶対に行こう」と心に決めて再挑戦します。第16番経塚への道は、天見駅から八幡神社を越えて流谷の集落に向かいます。蝋梅や山茱萸の郷に向かう手前にある、元電話ボックスが分岐の目印です。
最初は開けた道を歩いていきます。昨年もこの辺りは迷うことなく行けました。画像の石碑には「継宮明仁親王殿下御降誕記念」とあります。おそらく昭和のころに建てられた現在の上皇陛下の降誕を記念したもののようです。
このようにわかりやすい行先の札があるので、そのまま矢印の方向に進んでください。
やがて茂みの中に入ります。
このように竹林に覆われた中を前に進みます。
茂みに入ってもこのように道しるべがあるので、この辺りは問題なく行けるでしょう。
確か前回はこの辺りで迷ってしまいました。このように矢印はあったのですが、それでも道がわかりにくく、違う方向に行ってしまいました。やがて道はなくなり、上を見るとずいぶん高いので、「これはとても行けない」と思い込んで、引き返しました。
しかし、今年は昨年のような失敗はしません。ヒントは山に張り巡らされた金属の柵の一部が開いているところがあったのです。よく見ると、そこは道標の矢印の方向でした。
その矢印の方向、金属の柵の空いているところに入るとこのような場所があります。恐らくここが唯一の難所かもしれません。ロープをもってよじ登ります。
ロープを使って登りきったところです。落ち葉で覆われていますが、しっかりとした道が続いています。
ただ、左手の谷側には柵も何もないので、下にすべり落ちないように山側に体を寄せて歩きましょう。ほんの1,2分歩くともう見えてきました。半年前はこれに気付かなかったんですね。
こちらが一度到達できずに、半年後にようやくたどり着いた葛城修験第十六経塚・流谷金剛童子です。
こちらがお堂です。
このように、ここが経塚であることを証明しています。
こちらの木札は修験道の人が納めているものですね。今までは写真や資料でしか見たことのなかった、日本遺産・葛城修験の生の姿を初めて見た気がします。
ということで、失敗は成功の母というべきか、半年前の失敗をバネに、今回葛城修験第十六経塚に無事到達しました。実際には舗装された道路からは10分以内で行けるような近い場所です。
葛城修験は全部で二十八経塚がありますが、そのうち河内長野市にあるのは5つなので、あと4つです。時間をかけてでも市内の経塚を全部回ってみたいと思いました。
葛城二十八宿第十六経塚・流谷金剛童子
住所:大阪府河内長野市天見(流谷)
アクセス:南海天見駅から徒歩30分