文学館でちょい飲み?できるの?できるんです「渡辺淳一文学館」!(札幌市中央区)
小説『失楽園』をはじめ数々のベストセラー作品を書かれた直木賞作家の渡辺淳一氏の文学と創作活動を紹介している「渡辺淳一文学館」。ここでは、作品が生み出されるまでの過程を知ることができます。ところで、1階の喫茶コーナーでお酒が飲めるのをご存知ですか? 先日、アルコール片手に利用させていただきました。
札幌市民の憩いの場・中島公園
「日本の都市公園100選」や「日本の歴史公園100選」選定されている中島公園。春の桜や梅、ライラック、そして藤の花が順に咲き、春の「さっぽろ園芸市」や「北海道神宮例祭」では屋台や見世物小屋の会場になるほか、年の瀬には「歳の市」を開催しています。
入口近くの「菖蒲池」は、春から秋までボートの貸し出しを行っているほか、冬には通路がクロスカントリースキー(歩くスキー)のコースになり、スキー道具一式を無料で貸し出していたりと、市民の憩いの場として愛されています。
渡辺淳一
その中島公園にほど近い「渡辺淳一文学館」。小説『失楽園』など、数々のベストセラーを生み出してきた直木賞作家の渡辺淳一氏の文学と創作活動を紹介しています。
渡辺淳一氏は北海道生まれで、医学博士。1958年に札幌医科大学を卒業後、母校の整形外科講師となり、医療のかたわら小説を執筆。1970年、『光と影』で直木賞を受賞。その後も、80年に吉川英治文学賞を、03年には菊池寛賞などを受賞しています。
作品には医学を題材としたものから、歴史や伝記的小説、恋愛小説と多彩。141冊に及ぶ著作を発表しています。
公園散策に疲れたら…
公園を散歩して、一息つきたくなったら、同館に立ち寄ってはいかがでしょうか?
2階には幼少期からのエピソードを物語る秘蔵品や直筆原稿、写真などさまざまな資料を展示する常設展示室と、テーマを絞って、渡辺文学を掘り下げて紹介する企画展示室を設置しています
1階奥には図書コーナーと喫茶コーナーがあります。
コーヒーだけではなくアルコールもある喫茶コーナー
喫茶コーナーは大きなガラス窓から光がたくさん取られ、高い吹き抜けがとても気持ちよい落ち着いた空間です。
そして、実はここではコーヒーだけではなく、ビールやワインなどのアルコール、そして、軽食もあります。地下にコンサートができる会場があるので、その休憩時などでも利用されます。
メニューは外の入口と受付のところにあります。喫茶コーナーだけの利用も可能です。
コーヒーや紅茶、ハーブティー、ココア、抹茶、みかんジュースなどのドリンク、クラフト生ビールやビール、スパークリングワイン、ウィスキーなどのアルコールのほか、田舎風ぜんざい、本日のお菓子、アイスクリームなどのスイーツ系もあります。
アルコールとおつまみのセットと、ピザ(マルゲリータ)を注文してみました。
ほかにも、スパゲッティ各種(ナポリタン/ミートソース/カルボナーラ/醤油きのこ)やオムライスなどもありました。
中島公園散策の休憩に、ランチに、ちょい飲みに、いろいろな利用ができますね。
<渡辺淳一文学館>
*住所:札幌市中央区南12条西6丁目414
*TEL:011-551-1282
*開館時間:夏期《4~10月》9:30~18:00 冬期《11~3月》9:30~17:30(入館は閉館の30分前まで)
※喫茶のラストオーダーは閉館時間の30分前
*休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)
*入館料:一般500円 高校・大学生:300円 小・中学生:50円(一般団体割引(20名以上)400円 障がい者手帳をお持ちの方300円
*公式フェイスブックはこちら。
*公式インスタグラムはこちら。