今年初めて猛暑日が100地点以上出現か?熱中症に厳重警戒を
きょう4日(火)の最高気温とあす5日(水)の予想最高気温
きょう4日(火)は、福岡県の太宰府で36.2℃まで上がったのをはじめ、熊本と日田で35.9℃、京都で35.8℃、熊谷と福島で35.2℃まで上がるなど、35℃以上の猛暑日の地点数は全国で34地点に上り、これまで最多だった7月21日の26地点を超え、今年最多を更新しました。
そしてこの猛暑日の地点数ですが、上図にある通り、あす5日(水)はさらに増加し、コンピュータの予想では一気に100地点以上(923地点中)となる計算で、なかでも37℃以上の体温を上回るような猛暑が京都府、岐阜県、奈良県、兵庫県など、東海から近畿にかけてを中心に予想されています。
また気象庁の予想で最も高いのは京都の38℃で、これまでで最も高かった7月21日宮崎の36.6℃を上回り、今年全国で最も暑くなるのは間違いないでしょう。
続いて36℃の予想は福島、熊谷、名古屋、岐阜、大阪、奈良、岡山、久留米、日田などとなっており、多くのところで今年一番の暑さを更新する見込みです。各地で万全な熱中症対策が必要です。
東京都心でもきょうの33.1℃を上回る34℃が予想されています。
近年の35℃以上の猛暑日地点の最多は以下の通りです。(気象庁)
太平洋高気圧がいったんピークに
暑さが一段と厳しくなるのは、南の海上から張り出している太平洋高気圧の勢力が本州付近でいったんピークに入るからで、この高気圧を避けるように台風4号も日本列島を大回りして、上海付近を北上するでしょう。
ただこの台風4号の影響が完全に終わったわけではありません。
北海道は荒天に要注意
上海付近を北上している台風4号は、あさって6日(木)には朝鮮半島から日本海へ入りつつ、温帯低気圧に変わる予想です。
ところがこの低気圧は北からの冷たい空気を巻き込んで、日本海を東進しながら再発達し、7日(金)にかけて、北海道に近づくおそれがあります。
台風から変わる低気圧でも、時には台風に匹敵するような大雨や強い風をもたらすことがありますので、北海道は今後の情報に十分な注意が必要です。