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【富士宮市】まるで迷いの竹林!~芝川の『故郷眺望遊歩道』を歩いてみた!~

渡辺雅来地域情報発信ライター・執筆家(富士宮市・御殿場市)

富士宮市大久保にある圓恵寺(えんねじ)の裏に『故郷眺望遊歩道』があると聞いて、探検に出かけました。

県道75号線芝川中学校から1.5kmほど北へ進むと、右側に圓恵寺の看板がありますので、左折します。

この看板の示す方へ向かいます
この看板の示す方へ向かいます

足元のパンダのとまれが懐かしい
足元のパンダのとまれが懐かしい

左折して50mほどでL字型のカーブになりますが、まっすぐの方向へ細い道がありますので、まっすぐ進みます。細い道の脇には、勢い良く水が流れています。

この水路は芝川スポーツ公園より下流の芝川にある中部電力西山発電所から分流された河水が流れて来ているものだと思われます。

本当に遊歩道があるのか不安になるような階段
本当に遊歩道があるのか不安になるような階段

入口は先に進んでも大丈夫と不安になるような細い階段です。

まだ階段が続きます
まだ階段が続きます

15段くらいの階段を登ると、遊歩道の看板があり、竹林から零れる日差しが素敵な階段へと繋がります。

水路に沿って歩きます
水路に沿って歩きます

階段を登ると水路に沿って竹林の合間を歩ける遊歩道になっています。

途中、お稲荷さんがありました
途中、お稲荷さんがありました

途中には年季の入った稲荷神社があり、まるで『迷いの竹林』に迷い込んでしまったような錯覚にも陥ります。

曇っていて富士山が見えず残念
曇っていて富士山が見えず残念

圓恵寺の真裏には富士山と森山を眺められるスポットがありましたが、残念ながら富士山は雲で隠れてみることができませんでした。
森山には『むやみに攻撃してはいけない』そんな教訓にも思える、悲しい大蛇の昔話が残っています。

森山の頂上には昔小さな池があり、羽鮒の峠にある池と繋がっていてどんな日照が続いても水が枯れることがなかったと言います。
森山には大蛇が住んでいて、夜になると羽鮒の池に住む仲の良い大蛇の所へ通っていたそうです。
ある日西山の猟師が歩いていると目の前に大きな岩が現れて目の前を塞いでしまいました。
漁師はタヌキかキツネの仕業だろうと銃で撃ちました。
しかしその正体は大蛇でした。その後森山の池は枯れてしまい、羽鮒の峠から友を呼ぶ悲しそうな声が聞こえていたそうです。

水仙が綺麗です
水仙が綺麗です

さらに進むと、水仙が綺麗に植えられた小道になります。

本門寺まで続いているようです
本門寺まで続いているようです

本門寺までの案内看板がありましたので、本門寺まで続いているのだろうと思いますが、天気に恵まれなかったので、ここで帰る事にしました。

石積の看板
石積の看板

この先へ進むと歴史的に見どころがある石積が多くある地域だと案内がありましたので、また天気が良い日にリベンジしたいと思います。

木漏れ日がキラキラで綺麗でした
木漏れ日がキラキラで綺麗でした

良い天気ではありませんでしたが、竹林の下から空を眺めると、竹の葉がキラキラとしてとても綺麗でした。

森林浴を楽しみながら、故郷を眺望できる遊歩道。天気が良い日に、ぜひ出かけてみてくださいね。

故郷眺望遊歩道
アクセス:県道75号線芝川中学校から1.5kmほど北へ進み、圓恵寺の看板を左折。まっすぐの方向の細い道の先。

地域情報発信ライター・執筆家(富士宮市・御殿場市)

身近の新しい発見や、小さな幸せを探して日々バイクで放浪しながら活動しているライターです。記事を通じてみなさまの発見や幸せに繋がれば嬉しいです。趣味はバイク、ガーデニング、猫(無類の猫好き)です。

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