【三股町】4月1日(土)新たにスタート。地図収集家の講師とレアな都城地図を読み歩く講座。
こんにちは、ベーグル犬885です。
スマホを開けば行きたいところのマップ(地図)を検索できてナビゲートまでしてくれる時代になりました。過去のマップもかなり検索できるのをご存知ですか?
筆者は地図を見るのが好きで、GPSで検索できる地図に限らず、昔の地図と現在の地図を比較して眺めるのが好きです。
今回は筆者が時々参加する講座のご紹介です!
なんでも勉強会
毎月第1第3土曜日に三股の廣済寺で開催されています。
開講10分前の様子。続々と集まってきます。
参加者は受付で資料を受け取り自由な席へ
「都城盆地 再見」
3月4日(土)この日は「都城盆地 再見」の11回目の講座でした。
今回は「1950年代の都城都市図」の2回目
昭和29年(1954年)発行、縮尺が3000分の1、都城市役所が発行した地図が配られて、その地図の特徴や興味深いポイントを解説していました。
参加者はスクリーンを見たり、配布された地図を、持参したルーペ(虫眼鏡)を使用して熱心に解説を聞いています。
オンラインマップを使用し、その場で検索
講義の中では実際に国土地理院の地図のサイトや埼玉大学の今昔マップon the webをオンラインで検索することもあります。
ある受講者がこの日の教材で配布された昭和29年の地図を見ながら「花繰橋の近くに蚕業試験場とあるが、今のどこら辺なのか」と質問。
先生がオンラインで今昔マップを開き調べました。現在の地図と比較すると今の都城商業高校があるところに蚕業試験場があったことがわかりました。
1つの質問が次の質問を呼び、時間が足りなくなることもよくあります。この日も盛り上がってしまい、先生が予定していた内容が終わらず…
今昔マップは2画面同時に開くことができて今昔比較をするのに便利です。
時系列地形図閲覧サイト「今昔マップ on the web」→こちら(外部サイト)
個性豊かな受講者
受講者の中には元公務員、元教員、元新聞記者、U ターン、Iターンの方もいて、バラエティーに富んでいます。個性豊かで経験豊富な方が多く、先生が1時間の講義、残りの30分は受講者が日々探求されている知識や豊富な経験を発表する時間に充てられることもあります。
地図については詳しい先生も、都城については地元出身者の記憶と情報収集力に敵わないことも多く、感心して話を聞いておられます。
地図を読みながら、「地図記号から推測すると〇〇があったらしい」と先生が言うと、受講者が「あそこは〇〇があったところです。」と即答。
この日も「平和館と書いてあるところは映画館ですね。」というと、「あそこは洋画専門の映画館でよく見に行きました。」という受講者。
地元の受講者同士が記憶のすり合わせをし始めて、昔を懐かしむ時間が多くあります。
筆者にとっても興味深い昔話を沢山聞けるので参加するときは楽しみです。
最初は都城高専の教養講座だった
講師の藤永伸氏は元都城高専の教授で現在は宮崎公立大の非常勤講師。都城高専の公開講座で数多くの教養講座を担当していました。定年退職とともに先生の講座が終了することを惜しむ声があり、有志の方が取りまとめ役となって、先生を中心に参加者の興味のあることを学ぶ会「なんでも勉強会」として今も続いています。
次の講座がスタート
興味がある方は参加してみませんか?
次回のシリーズは4月〜8月ごろまで全12回(予定)。
初 回:2023年4月1日土曜日
講座詳細
開催日:毎月 第1第3土曜日
時 間:14:00〜15:30
内 容:都城の60年〜40年前の地図の読み歩き
会 費:2,000円(資料代として半年に1度徴収)
場 所:廣済寺 (〒889-1901 宮崎県北諸県郡三股町樺山4392 )
問合せ先:jambuvujaya31@icloud.com (なんでも勉強会 藤永伸)