もったいなくて捨てられないその刺繍端切れ、生まれ変わらせてみませんか?最後まで使い切る端切れの活用法
こんにちは!neige+の猪俣です
今回は端切れを一枚の生地に仕立てる方法を紹介したいと思います。次回の記事でバッグに仕立てていきますのでよかったら次回もチェックして下さいね!
前回の「揺らぎステッチ」で紹介した方法をの応用編になります。パッチワークとは違う、端切れそのものを生かした方法なのでよかったらお試し下さいね!
それでは早速始めていきましょう
こちらの記事では「neige手作りのある暮らし」youtubeチャンネルで紹介しています作り方動画を読む記事にして紹介しています。動画も合わせてお役立ていただけますと嬉しいです
「準備するパーツ」
準備するのはズバリ「ザ・端切れ」
切りっぱなしで、お気に入りの端切れを用意して下さいね。今回紹介する方法は布端を折り込まずに縫い繋ぐので、縫い代の心配は不要です
1.土台布を準備する
もう1つ用意するのは「土台布」
今回はふんわりと仕上げたかったので接着キルトを使用しています。お好みで帆布やシーチングなど、仕立てるバッグに合わせて準備して下さいね
今回は半分を布つなぎ、半分をツイードで合わせていきます
2.布を並べてみる
ここからは好きなように布を並べていきます。
パズルのように配置を考えながら少しずつ布合わせをしていきます。この工程はちょっと難しいかもしれませんが、始めてみると意外と楽しいので気づいたら1時間経ってた!?なーんてこともあるかもしれません。
最初は気に入った生地を優先的に並べてみましょう
悩んだら何度も置き換えていくと、少しずつ見えてくるかもしれません。色の強めのカラーがあると、差し色効果でキリッと引き締まりますよ
隙間ができたら上に重ねてみましょう。布に段差が生まれると立体感も出てリズムが生まれます。
仕上がったら今回は接着キルトを土台布にしたので、アイロンで押さえています。他には布用の仮止めのりを使用するといいですよ
3.重なりを意識しながら揺らぎステッチで繋ぐ
ミシンは一番最初に半分に合わせた耳の端を「揺らぎステッチ」まずはここからスタートです
続いて、一番下にくる布を探して同じように揺らぎステッチで縫います。重なりを意識するとどの順番で縫えばいいのかわかると思います
同様にして繰り返し揺らぎステッチで縫います
よくご質問をいただくのですが、このステッチの回数は特に決めていません。2往復で足らないなと思ったら、布端のほつれが出ないように何度も往復してステッチすることもあります。ちなみにこのステッチも柄の一部になるイメージです
一番最後に上に重なる部分の端を縫います。ミナペルホネンの端切れはどんなに小さくなっても捨てられません。タンバリンの刺繍もちらりと見えるだけでも存在感抜群です
4.アップリケのようにアクセントステッチ
仕上げに縫止りをミシンでアップリケをするようにステッチ
作りながらランダムに縫うと、そのミシン目までも愛おしい柄に変わって行きます。もちろんこの方法でも布端のほつれは多少なりとも出てしまいますので、気になる方はほつれ止めなどを塗られるといいかもしれません。私は布本来の質感を活かしたいのでこのままです。
5.周囲を仮止め
仕上げに周囲を仮止めしてはみ出た生地を切り落とします。キルトは型紙がわりにもなりますが、縫いながら若干ずれていくのでこの後バッグに仕立てる際に、もう一度型紙を合わせて調整して行きます。また、最初から土台布を大きめにしてしまうと柄の配置が違う仕上がりになってしまうので、できるだけ土台布は形に近いものをご準備されることをお勧めします
「完成」
いかがだったでしょうか?こうして出来上がったパーツを使って作ったのがこちらのトートバッグです。次回の記事ではこのトートバッグの作り方を紹介したいと思いますので楽しみにしていて下さいね!
最後までお読みくださりありがとうございました
皆様が必要と思われる時にこちらの作り方が参考になれば幸いです
手芸講師 猪俣友紀