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【大阪・本町】うなぎを使わない“ひつまぶし”!? 干物が旨い店の新ランチメニューはコスパ抜群

高田強編集者・ライター・広告ディレクター(大阪市)

まで 昨日のランチは、22年3月1日からちょっとユニークなメニューが始まったとの噂を聞きつけ、「センバ商店 其ノ壱」へ行ってきました。

 OsakaMetro本町駅と心斎橋駅の両駅から徒歩各5分。「ひもの野郎」から21年7月に店名を変えてリニューアルしたようですが、人気は変わらず脂の乗った干物。店頭ではその干物を生かしたお弁当を販売していて、飛ぶように売れていました。

 1階はカウンター8席のみで、アットホームな雰囲気。

 2階はテーブル席。ランチタイムは炊飯器と味噌汁の保温機が置かれ、セルフサービスでお代わり自由。1階では店員さんに声をかけてお代わりを入れてもらうシステムです。

 ランチは干物と小鉢、ごはん、味噌汁が付いた定食が基本で800〜900円。特に人気なのが「灰干」で、火山灰の中で魚を空気に触れさせず、長い時間をかけて水分と余分な脂を抜くことで酸化を防ぎ、臭みのない干物に仕上げる技法。ですが、私が狙っていたのは定食ではなく…。

さばのひつまぶし丼1,000円

 こちらが3月1日からスタートした、1日10食限定の丼。うなぎではなく、「さば」を使っているのが個性的です。また、ひつまぶしと言えばおひつに入っていますが、これは丼に入っているので忙しいランチ時にぴったり。味噌汁や小鉢もセットになっています。

 まずはそのまま食べて、さばそのものの味を堪能します。みりん干しを使っているそうでして、ジューシーな脂と甘味、タレの風味が三位一体となって旨い!

 少し食べ進めたところで、ネギとワサビを投入。薬味の爽やかさが、さばの香ばしさを加速させます。

 味噌汁にはしじみがたっぷりと入っていて、二日酔いの体をじんわりと癒してくれます。

 日替りの小鉢は2品付き、今日はきくらげ入りの卵焼きと冷奴でした。

 卓上の漬物は自由に食べられるようになっていました。

 ひつまぶしと言えばシメのだし茶漬けがお楽しみ。ですがごはんの量が多いので、さばを先に食べきってしまうのではないかと不安を感じていましたが、ごはんに埋もれたサバを発見! なんと、ミルフィーユ状にさばを盛っていたのです。

 十分にさばが残った状態で、ダシをかけます。

 ダシを注ぐとカツオと昆布の優しい香りが丼を包みます。サラサラとした口当たりの中にさばの旨味とダシの風味が広がり、最後のひと粒まで完食!

 「さばのひつまぶし」は、もともとディナーのシメメニューだったようで、丼スタイルに変更してランチでも提供し始めたようです。うなぎに比べればかなりリーズナブルな“さばのひつまぶし”。十分においしいので、フトコロ寂しい時にひつまぶしが食べたくなったらこれに決まりですね。

センバ商店 其ノ壱
住所/大阪市中央区博労町3-3-12
電話/06-7173-7664
営業時間/11:30〜14:00、18:00〜23:00
定休日/日曜日、祝日

※当分の間、夜と土曜日の営業はお休みで、

月〜金曜の18:00〜21:00はUber Eatsのみ対応。

本町、心斎橋、長堀橋、堺筋本町エリアの旨い店は「船場ランチWEB」でも!

編集者・ライター・広告ディレクター(大阪市)

関西ウォーカー、SKYWARD(JAL機内誌)、おとなの週末などの雑誌やwebサイトで、関西圏の飲食店やエンターテイメントについて、記事を書いています。ほかに、電鉄、食品、製薬会社、商業施設、テレビ局発行のフリーペーパーなども製作。カンテレ「よーいドン!」やMBS「魔法のレストラン」などのテレビ番組のグルメ情報コーナーでのコメント出演をちょくちょくしています。

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