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【元住設メーカー勤務】使わないのに食洗機を持った人の末路とは!?不要な人の特徴も解説

シンプリストうた暮らし研究家

令和の「三種の神器」とも言われ、多くのご家庭で普及している食器洗い乾燥機(以下「食洗機」)。しかし、意外と必要ない人も多いんです。そして、使わないのに食洗機を持ってしまうと大変な結末が待ち受けています。元住設メーカー勤務の暮らし研究家が、くわしく解説をしていきます。

使わないのに食洗機を持った人の末路→永遠に月1運転をしなければならない

使わないのに食洗機を持つのは、お金やスペースを無駄にしてしまうだけではありません。「メンテナンスの手間がかかる」というのが最大のデメリットです。ビルトイン食洗機は、配管からの臭いがあがってこないように底の方に水を貯める構造になっていますが、長期間使わないと水分が蒸発してしまい、配管からの強烈な臭いが上がってきて、部屋全体が臭うという「異臭トラブル」に発展します。そのため、使わなくても食洗機がある限りは月に1回は運転をしなければなりません。

そのため、使うかどうかは分からないけど「とりあえずつけておく」、「ないよりあった方がいい」という選択をしてしまうと後悔することに。後悔しないために、自分が食洗機が必要な人かどうかを事前に知っておく必要があります。

【食洗機が不要な人1】手洗い生活が負担に感じにくい人

長年手洗い生活をしてきた人や、手洗い生活自体がそれほど負担に感じていない人は、「あったら便利!」の周りの評価に流されて取り付けると後悔する人が多いです。身体が手洗いすることで慣れ切っているので、家電に任せるのはどうも信用できないという一面もあるそう。

手洗い生活を50年ほどしてきた実家の母がキッチンリフォームをするときにも、食洗機は付けない方向でアドバイスをしました。1年ほど経った現在でもこまめに食器を洗い、寝る前にはシンクまで拭きあげるほどなので、ここまで習慣化しているとむしろ食洗機はない方が快適だと言えます。

【食洗機が不要な人2】人数が少ない家庭

2人暮らし以下の少人数の家庭では、手洗いする方が時短になる可能性が高いです。1回分の食洗機にかかるランニングコストも食器が極端に少なければ一概に食洗機の方が節約につながるとも言えません。自炊頻度が低いご家庭でも同様のことが言えますね。

もちろん、家事に手が回らなかったり、自由時間を確保することで暮らしを充実させたければ、遠慮なく頼りましょう。人数が少ないご家庭でも選んでいる人は、精神的なメリットを感じている人が多いです。

【食洗機が不要な人3】せっかちな人

とにかくせっかちな人には食洗機使用はあまり向いていません。食洗機は「食器を入れるだけでキレイに洗ってくれる」と思われがちですが、じつはたくさんの注意事項もあります。

入れる前にこびりついたお米などはキレイに落とさなければいけません。食器を入れる向きも中心から等間隔になるようにキレイに並べなければならず、意外と手間がかかります。

また、食洗機に任せる場合は、洗浄から乾燥まで、平均で1時間~1時間半かかるため、せっかちな人は「自分でやった方が早い」と思ってしまう人も少なくはありません。

メリットだけで決めないことがポイント

自動で食器を洗ってくれる食洗機は、メリットだけ見ればとてもよい製品ですが、それが自分に合っているかどうかはまた別の話。デメリットを知った上で、「自分には必要なのか」と、主体的に考えることがだいじです。便利な製品であふれている現代だからこそ、自らの判断で選び取る力が重要となります。

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暮らし研究家

「明日の自分をちょっとラクにしてくれる」を元に暮らしの情報を発信中です。得意分野は、片づけ、整理収納、インテリア、ライフスタイル、防災、アイテム紹介など。夫と小学生2人の4人暮らしで2LDK賃貸住まい。引っ越し経験10回の転勤族の妻でもあり、10年間の都会暮らしを経て現在は田舎暮らしをしています。

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