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【神戸市中央区】神戸駅の旧貴賓室がスタバに!クラシカルな雰囲気が素敵なスターバックスコーヒー新店舗

斎信夫(いつき)WEBクリエイター/旅行ライター・エディター(神戸市)

2024年5月10日(金)、JR神戸駅コンコース北側に「スターバックスコーヒーPLiCO神戸店」が移転。神戸駅旧貴賓室を活かした新店舗としてオープンしました。場所はがんこ神戸駅店があったところで、淡路屋の隣。この1階と2階が移転後の店舗になっています。

新しい店舗ですが、移転という位置づけなので、スタバの公式アプリなどでは店名は変わっていません。

神戸駅~大阪駅間で鉄道が開業してから今年で150周年を迎えましたが、そのちょうど150年を迎える日の前日、神戸駅でかつて使われていた貴賓室がスタバの店舗として復活しました。

カウンターを過ぎたところに貴賓室を使った客席への入口があります。

貴賓室の内部は、高い天井に大きな窓、レトロモダンなシャンデリア、大理石の暖炉や木組みの床板など当時の内装をそのまま活かしたものになっています。新しく揃えられた家具も昔のイメージを壊さないもので、とてもクラシカルな雰囲気。

貴賓室左手の壁には、明治から大正、昭和へと変遷してきた神戸駅の写真が飾られています。

貴賓室は神戸駅が開業した15年後、二代目の駅舎が完成した1889(明治22)年に設けられ、現在の貴賓室は1930年代に三代目の駅舎ができた際に移転されたもの。昭和天皇や皇太子時代の上皇両陛下などの皇族も立ち寄られたことがあるとても由緒深い場所でもあります。

鉄道や神戸駅の歴史、時代の変遷に思いを馳せながらいただくコーヒーはまた格別。とても贅沢に感じます。

客席は2階にもあり、こちらもかつての神戸駅の佇まいを感じられるクラシカルな空間になっています。昔のままのアーチ形の窓枠越しに、神戸駅のコンコースを見下ろせるようになっています。こんなレトロな写真が似合いそうな雰囲気ですね。

広い客席もいいですが、筆者のおすすめはこの階段を上がって振り向いたところ。

隣の人が気にならない程度の広めの場所に6席(補助椅子もあり)。人の目を気にせずプライベートなスペースで、落ち着いてコーヒータイムを楽しみたい方におすすめです。

いかがでしたか?

神戸駅で長年大切にされてきた由緒ある場所でいただくコーヒーは、より味わい深いものに感じることでしょう。

歴史的な建築物や周囲の雰囲気に合わせて造られた素敵なスタバの店舗は全国各地にありますが、この神戸駅のスターバックスの店舗も今後人気になること間違いなし。機会があればぜひこの旧貴賓室の客席でゆったりした時間を楽しんでくださいね。

貴賓室は人気なのでなかなか座れないかと思いますが、入店したらまず空いているかをチェック!席を確保してから注文するかMobile Order & Payがおすすめです。


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基本情報
店名:スターバックスコーヒー PLiCO神戸店
住所:兵庫県神戸市中央区相生町3-1-1 PLiCO神戸1階
営業時間:月~金 7:00~22:00・土日祝 8:00~22:00
アクセス:JR神戸駅下車すぐ(コンコース北側)、神戸市営地下鉄ハーバーランド駅1番口から徒歩約4分、神戸高速鉄道(阪急・阪神・山陽)高速神戸駅12番口から徒歩約8分

スターバックスコーヒー 公式サイト PLiCO神戸店
PLiCO神戸 公式サイト スターバックスコーヒー(MAP掲載)

※記事内容は取材・撮影時のものです。※営業時間・定休日は変更になる場合があります。※この記事に間違いがありましたら、X(旧Twitter)、InstagramのDMでお知らせください。(プロフにリンクがあります。)

WEBクリエイター/旅行ライター・エディター(神戸市)

兵庫県西宮市生まれの神戸育ち。テクニカルライターを経て、1998年より会社を設立しWEBクリエイター、フリーライターとして活動。数々の旅行関連サイトを企画・運営。LINEトラベルjp元編集者兼ライター。沖縄と北海道が大好きで6年半沖縄市に在住。海外は特に台湾が好きで渡航回数10回以上。「週刊日本の島(デアゴスティーニ)」専属ライター&フォトグラファーとして沖縄、兵庫、瀬戸内等の33の島の記事を執筆。こちらでは地元神戸市の魅力を、時には動画を交えてお伝えしていきます。X(旧Twitter)、Instagramでも、神戸の最新情報や記事でのこぼれ話、その他の旅行ネタなども発信。

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