なんでこんな土地のとんこつラーメンが、こんなにレベルが高いのだか、意味不明。。。

2年前の2022年訪問した際には、お店のスタッフは二名のみで大きな店内はガラガラ。店主と会話する余裕もあり、聞けば東京の蒲田のお店を閉めて、この地で開業したとか。

正直、愛媛でのこのテイストで、大丈夫か。。。と、蒲田でなく都心部に移転すれば、間違いなく名声を得られるレベルなのにと感じてました。

2022年7位から、今年は2位への大略進。Googleスコアも4.3と県内トップも納得の一杯

2024愛媛県ラーメン 第2位 水田商店

並びます。愛媛なのに、並びます。観光客が来るエリアではないのに、地元の人たちで並びます。

お客様に合わせる食事を提供するのか、お客様の価値観を己の料理に合わせるのか。ラーメン二郎や家系ラーメンは、明らかに後者ですね、最初に食べた人達は、「なんじゃこりゃ？」「うまいんだか、不味いんだかよくわからん」未知の飛行しない物体に感じるでしょうね。

でも、作り手の「これが、俺の味、きっと理解してくれるお客様がいるはず」といった信念しか無かったはずです。

このラーメンも、その種です。ハッキリ言って、豚骨ラーメン文化のそれほどない四国でこんなラーメンでお客が来るはずない！というのが、初期の評価だったと思います。

自分も、同じ評価をしてました。

自分の好みの味であり美味しい、作り手のセンスもある、でも、この土地では無理だろ、、、理解されないのでは。

これは大きな間違いで、本物を提供すれば、お客の好みや概念は変えることができるのですね。

2年ぶりの訪問、7位から2位へのランクアップを見れば、経営が順調な予感はしてましたが、まさかの、店外に二十人以上の行列が。。。あのガラガラのお店が、ここまで集客できるようになるとは、、、しかも車でしか行けないようなこんな土地で。

店内に入れば、数えきれないほどのスタッフの方と、お客様が。

味に関しては、当時の印象のエッジが効いたものから、より大衆化したものに。今のラーメンでこの集客なのですから、これが正解なのです。

全国で一番とは言いませんが、四国では間違いなくトップのとんこつラーメン。そして、他では類を見ないテイストであり、愛媛県の食文化レベルの高さを象徴する名店と言えるでしょう。

この愛媛でのとんこつを出す水田商店、広島で塩を出す塩そば前田。ハッキリ言えば、変ですよ、その地で提供するものではない！でも、そういう変な作り手の一杯は癖になるのです、食事は理論ではなく、感性であると改めて実感できました。

水田商店

愛媛県伊予郡砥部町麻生276-1 バス 高尾田 0.9 km (松山市駅 7.0 km)

営業時間 ：　11:00～21:00

定休日：　月曜日

お電話：　089-993-5848

2024愛媛県ラーメンBEST10ランキング

このランキングは、食べログ、ラーメンデータベース、Retty、Googleの評価指数および口コミ数（累計数、増加数、増加率）を変数として、アルゴリズム解析した結果をWRP(Web Reputation Point)として算出しています。

店舗を訪問し、食事をもとにした主観的な質的評価ではなく、各サイト上での所有スコアの量的評価であり、客観100、主観ゼロのランキングです。