【八千代市・習志野市】誰でも無料で見学可能! 自衛隊習志野駐屯地「空挺館」令和6年度の一般開放予定日
自衛隊習志野駐屯地内にある「空挺館」の令和6年度の一般開放予定日が発表になっています。これまでは、開催のつどSNSに掲載されていたのですが、今年は一年分、発表になっているので予定が立てやすいですね!これは基本的に誰でも入れるイベントで、今年はあと6回予定されています。
令和6年度 空挺館年間一般開放予定日
①4月7日(土)→終了しました
②5月25日(土)
③7月6日(土)
④10月19日(土)
⑤11月16日(土)
⑥1月25日(土)
⑦2月15日(土)
開放時間 8:30~12:00(11:30入場受付終了)
空挺館の建物はコロニアル風の建物で、広報班の方のお話によると、もともとは目黒の騎兵学校にあったものを解体してこちらで再度組み直し建てられたもの。
2階建ての洋館で靴を脱ぐ必要があるので、来館する時は脱ぎ履きしやすい靴がオススメ。
1階の展示は主に空挺団の資料展示。
建物内に入ってまず左手の部屋には、各国の空挺徽章などが展示。
各国の、しかも空挺の徽章を一度にまとめて見られるのはなかなか無い機会ですよね!知っている国や訪れたことのある国の徽章を見つけてみるのも良いかもしれません。
奥に進むと空挺団で歴代使用されてきたパラシュートが展示されており、変遷を知ることができます。
降下訓練時はこのようなポジションで降下。降下の種類は「自由降下(フリーフォール)」と「空挺降下」の2種類あり、こちらは自由降下のサンプル。
この装備で降下する時の高さは上空約9000mの高さから跳び出すとの事。重さは約22kg。
ここでは落下傘装着体験もできるんですよ!人気があり、並んでいることも多い体験コーナーです。
2階へと続く階段は天皇陛下の為に配慮された「帝王階段」で、足運びのしやすい低めの段差となっています。正面に掲げられた「精鋭無比」は「比べるものが無いほど強く類稀なる部隊であれ」というマインドを表した空挺団の標語。
帝王階段の横には、お付きの者が使う階段もひっそりとありました。
階段を上がり切ると、まず目前に、明治天皇の御馬見所だった場所があります。バルコニーになっており、目黒にあった頃はここから明治天皇は騎兵隊の卒業式や訓練をご覧になられたとの事。
正面に配された菊の御紋にはちょっとした違いがあります。それは花弁の枚数が15枚のものと16枚のものがあるんですよ!
これはすべての御紋が16枚だと天皇陛下しかここに立つことはできず、それに配慮なされた陛下の申し出により、1枚減らした15枚の御紋にすることで他の皇族方も遠慮なくこのバルコニーに立つことができるようになったとされています。
ここでは、習志野という地名の由来について諸説ある中で、篠原国幹(くにもと)少将という方が由来になっている説も知ることができます。(習志野市役所HPでも触れられています)
こちらはパレンバン(現在のインドネシア・スマトラ島)空挺作戦に関する資料。
2階にはその他に、空挺部隊の歴史や、騎兵に関する資料、義烈空挺隊関連資料などが展示。
ちなみに、現在の空挺団の活動は公式Xからでも確認することができます。
展示物を一つ一つ見ていくとあっという間に時間が過ぎてしまいます。見応えがあり、習志野駐屯地に関する学びも多い空挺館。ぜひ、見学に訪れてみてはいかがでしょうか。
◆陸上自衛隊習志野駐屯地 空挺館◆
住所:船橋市薬円台3丁目20−1