海釣りをする人にとって、「潮の動き」は釣果を左右する大切な要素。

その「潮の動き」のなかでも、”満潮”と”干潮”という言葉があります。

多くの釣り人は、”満潮”が釣れるのか、それとも”干潮”が釣れるのか、という疑問を持っていると思います。

そこで今回は、満潮と干潮どっちが釣れるのかを実体験も踏まえながらご紹介していきます。

満潮・干潮とは？

まずは満潮・干潮について、簡単に説明します。

上の図は、とある地点の潮位表です。

グラフを見てわかる通り、潮位が1日の間に変動していることがわかります。

この潮位の変動は、「月の引力」によるものと言われており、その地点が月に近づくほど引力で海水があがり”満潮”になります。

逆に、月から離れると引力も弱くなるので、海水が下がって”干潮”になるといった具合です。

潮の満ち引きについて深堀しすぎると話が難しくなるため、今回は「月の引力などの関係で潮の満ち引きがある」と覚えてもらえれば大丈夫です。

釣り人にとっての”満潮”

釣り人にとって”満潮”で抑えておくべきポイントは１つ。

「水が増えて岸の近くまで魚がやってくる」という点です。

魚が岸近くまで来ると釣り人にとっては釣りやすいので大きなメリットです。

釣りにとっての”干潮”

釣り人にとって”干潮”で抑えておくべきポイントは１つ。

「水が減るから魚が沖にいってしまう」という点です。

満潮の逆ですが、

魚が岸から離れてしまうという点において、干潮は釣り人にとって厳しい時間帯であることがわかります。

満潮と干潮どっちが釣れる？

基本的に”満潮”の方が良い

このことから、岸から釣りをする釣り人にとっては、基本的には満潮の方が良いと言われています。

実際に私も釣りをしに行くときは満潮前後を狙っていく事が多いですし、満潮の方がよく釣れるポイントが圧倒的に多いです。

干潮が良いこともある

基本的には満潮が良いという事をお話しましたが、ポイント・状況によっては、干潮が良いこともあります。

実際に経験した「干潮の方が良かったこと」を3つご紹介します。

①満潮ではいけない所に行ける

満潮は水の範囲が広くなるため魚の行動範囲は広がりますが、逆に釣り人の行動範囲は狭くなります。

干潮はその逆で、陸地が広がるため釣り人の行動範囲は広がります。

干潮で水がなくなったおかげで、水があるときはいけないポイントにいけることは大きなメリット。

私たちも実際に、干潮前後だけの秘密のポイントがあります。

そのようなポイントは、釣り人が入っていないことが多いので、よく釣れたりします。

カケアガリが近くなる

干潮によって水が減ることで、狙いたい沖のポイントの近くまで行けるという点もメリットです。

特に河川や砂浜に多く見られますが、”カケアガリ”などのポイントは岸から離れたところにあるものです。

しかし、干潮になればその近くまで歩けるので、普段は届かないポイントでも干潮の時だけは狙えるというメリットもあります。

エサと魚が近くなる

干潮になれば水が減るため、エサと魚は近くなります。

実際に私が行っているポイントの一例をご紹介します。

下の図をご覧ください。

段々の形をした釣り場があります。

満潮の時は、1段目まで水があるため、小魚は大型魚が入ってこれない1段目で泳いでいます。

しかし、干潮になると1段目には水が無くなるため、2段目に行かざるえません。

そして、干潮に近づけば近づくほど、小魚と大型魚の距離は近くなるので、大型魚はここぞとばかりに小魚を食べまくります。

もう、この状態になると大物は一心不乱に小魚を食べまくるので、ルアーで簡単に釣れちゃいます。

私はこれを”干潮パターン”と勝手に呼んでいます。笑

満潮と干潮どっちが釣れる？｜まとめ

今回は、満潮と干潮どっちが釣れるかという事をお話しました。

その結論として、

という事にしたいと思います。

干潮でも最高の釣果が出た動画

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釣り初心者の方から釣り好きの方まで楽しめる動画になっているので、ぜひご覧ください。

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