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<ガンバ大阪U-23>J3リーグ29節・SC相模原戦は2−1で勝利。ホーム5連勝!

高村美砂フリーランス・スポーツライター

J3リーグでは3試合ぶりとなるホームでの一戦。パナソニックスタジアムにSC相模原を迎えたガンバU-23は、33分にDF松田陸のクロスにあわせたMF福田湧矢がヘディングで先制点を奪う。その後も危なげなく試合を運ぶと60分にもFW一美和成が追加点を奪い2−0と突き放す。試合終盤にはやや押し込まれた展開となり1失点を許したものの、最後までボールの出どころへのプレッシャーをしっかりとかけ続けることで相手を自由にすることはなく、2−1で勝ち切った。ガンバU-23はこれでホーム5連勝。試合後には集まった1310人のサポーターと共に、勝利を喜んだ。試合後のガンバU-23監督、選手のコメントをお届けする。

●實好礼忠U-23監督

しっかり勝てたこと、ゲームの中でも我慢する時間帯と、積極的にいくところを、うまく選手が判断しながらやってくれたと思います。

ー福田湧矢選手のゴールの場面は狙いとされていた形でしたか。松田選手のサイドバックとしての評価は?

ゴールシーンについては、なかなかシュートまでいけないなっていうところで、その前に、マル(市丸瑞希)のワンタッチがあって、「ああ、ワンタッチのパスが出ればな」っていうところで出てくれて、その流れのまま得点できたので。でもあの福田の得点の形そのものは、練習でもあまり見ない形でしたがゴールに繋がってよかったですし、松田(松田陸)に関しても上下運動できますし、足元のところも成長しているし、いいステップアップを踏みながらやれているんじゃないでしょうか。

●FW一美和成

先制することができて、ゲーム運びとしても落ち着いてやれたのでよかった。(得点シーンについて)ボールが目の前にこぼれてきたので、決められてよかったです。前半とか早い時間帯でとれればもっと楽になったと思うんですけど、それでも後半ああやってチャンスで決められたので、よかったです。

●MF福田湧矢

個人的には前半は微妙でしたが後半は交代になるまで完璧にいいプレーができたと思います。(ゴールシーン、丁寧に置きにいきましたね)確かに置きにいきました(笑)。ヘディングはあまりうまくないんですが、あんなに綺麗に決められたのは初めてです。自分自身もあまりヘディングで決めるってイメージがないので(笑)。でも今日は決められる気がしていました。練習でいいプレーができていたので、今週は決められるなって思っていました。あと、得点にはつながらなかったんですけどその前にチャンスもあり…もう一度同じようなシーンがあれば決めてやろうと思っていたらすごくいいボールがきました。(それ以外にも仕掛けがあったり、持ち味は出せた試合でしたか?)そうですね。でもそれだけに1点で終わったのは虚しい感じがします。もっと決めるチャンスがあったので、そこを決めていけるように練習からやっていきたい。

●MF高宇洋

今日は久しぶりに90分、プレーできましたし、自分の中でもこのあいだのガイナーレ鳥取戦に比べたらだいぶん、走れている感覚があったのでよかったです。相手の外国人のFWと谷澤達也さんがうまかったので、2センターバックでしっかりと背負わせている時に自分のプレスバックだったりとか、一度入った後のボールを自分は狙っていたので、試合を通してプレスバックとか、後半しっかりとボールホルダーに対してプレッシャーにいくところはできたのかなと思います。(90分でのゲーム感はどうでしたか?)今日も3週間ぶりで、正直、どういう感じかなと思いましたけど、試合をやるにつれてだんだん動きもスムーズになっていきましたし、やってみるとキツいですけど、この間よりは動けていたなっていうのは自分としてはありましたし、J1で出た時の強度とか、考えたらまだまだここで甘えちゃいけないのでもっともっとやっていきたいです。(昨日のルヴァン決勝では市立船橋の同級生、杉岡選手が活躍しましたが、刺激になっていましたか?)めちゃめちゃ刺激になりましたね。今日も結構前に走って点を狙っていたんですけど…めっちゃ呼んでいたんですけど、ボールがこなかったので、そこはもっともっと信頼を得ないといけない。ゴールを決めれば、ああやって注目もされるので、自分自身も昨日の試合を見ていて、自分ももっとゴールにむかっていくことも必要だなっていうのを再認識しましたし、今日もそういうのを狙っていましたけど、今後も狙っていければと思います。

●MF市丸瑞希

やや、立ち上がりバタバタしましたが、全体を通してみれば悪くなかった試合。ここのところいいサッカーができているという自信もついてきているし、みんなが楽しくプレーできているし、みんながいろんな選択肢をもってやっているので。個人的にもやっていて楽しいし。みんなのポジショニングがいいこともあって、相手も困らせながらプレーできているというか。逆をとれている感じはあったので。普段の練習から攻撃の時のポジショニングは一番意識してやっているところで、それがそのまま試合に出せているというか、相手の嫌なところ、嫌なところをつけているし、ポジショニングもできているから、自分たちはやりやすいし、相手はやりにくいしっていうサッカーができていた。(終盤も押し込まれているようで、プレッシャーにはしっかりいけていましたね)そうですね。プレッシャーをかけて相手に自由に蹴らさないようにっていうのは試合前から言われていたところで…最後失点してしまったのはもったいなかったですけど、勝つという結果を出せたのはよかったのかなと思います。

フリーランス・スポーツライター

雑誌社勤務を経て、98年よりフリーライターに。現在は、関西サッカー界を中心に活動する。ガンバ大阪やヴィッセル神戸の取材がメイン。著書『ガンバ大阪30年のものがたり』。

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