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これだけあれば安心!本当に必要な防災グッズ8選!

かざり元自衛官/防災キャンプアドバイザー

こんにちは。元自衛官で防災危機管理者、防災士のかざりです。やーっ!

地震や台風などの災害に備えて防災グッズを準備している方はたくさんいるでしょう。

ただ、防災グッズには様々な種類がありますので、何を用意すればいいか悩んでしまいますよね。

そこでこの記事では、いざという時に役立つ本当に必要な防災グッズを8つ紹介していきます。

shutterstock.com
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防災グッズは挙げればきりがない?

冒頭でも解説したように、防災グッズには様々な種類があります。

ただ、中には、

・あまり使わないもの

・本当は必要が無いもの

なども混ざっています。

これらを正しく判断し、本当に必要なものだけを準備することができれば、地震や台風などの突発的な災害が起こったとしても、サッと持ち出して避難できるようになるのです。

防災グッズを用意する時に意識すべきポイント

では次に、防災グッズを用意する時に意識すべきポイントをいくつか紹介していきます。

・一次避難用、二次避難用で分けておく

防災グッズは、

・一時避難用

・二次避難用

で分けておくことが大切です。

一次避難用というのは、地震や台風などが起こり、

「今すぐに避難しなければならない」

という時に使用する防災グッズのことです。

二次避難用というのは、避難所生活が必要になった時に使うグッズのことを指します。

これらを分けて準備あるいは管理することによって、いざという時に必要な道具をサッと持ち出せるようになりますし、取り出しも簡単になります。

・ひとまず最低限必要なグッズをかき集める

防災グッズというのは、快適な生活を実現するための道具ではなく、命を守るために必要なグッズのことを指します。

そのため、防災グッズを用意する時は、ひとまず最低限必要なグッズからかき集め、その後に「あると便利なグッズ」を詰めていくようにしましょう。

本当に必要な防災グッズ8選

では次に、本当に必要な防災グッズを8つ紹介していきます。

「できるだけバッグを軽くしたい」

「本当に必要なグッズを厳選して用意したい」

と考えている方は、是非参考にしてみてください。

食料

食料は、数ある防災グッズの中でも優先度の高いグッズです。

災害時は、室内に取り残されてしまうこともありますし、避難後、自宅に戻れなくなってしまうこともあります。

そんな時、数日分の食料があれば命を繋ぎ止められるようになるのです。

食料は、

・備蓄用→1週間から10日分

・持ち運び用→3日分

上記の量を目安に準備することをおすすめします。

「どんな食料を準備すればいいの?」

という疑問を抱えている方は、こちらの記事を参考にしてみてください。

https://creators.yahoo.co.jp/kazari/0100288098
https://creators.yahoo.co.jp/kazari/0100288098

飲料水も、食料と同じくらい優先度の高い防災グッズです。

人間は、2~3週間食事をしなくても生きられると言われています。

ただ、水を一滴も取らなければ4~5日で死に至ると言われているのです。

特に夏場は水分が蒸発しやすく、脱水症状にもなりやすいため、できるだけ多くの飲料水を確保しておくことが大切です。

飲料水は、

・備蓄用→1週間分から10日分(27リットルから30リットル)

・持ち出し用→3日分(3リットル)

上記の量を目安に用意することをおすすめします。

衛生用品

地震などの災害によって断水してしまった場合、

・トイレ

・お風呂

・キッチン

が使えなくなります。

このようなトラブルに備えて、

・簡易トイレ

・ウェットティッシュ

・アルコール消毒液

・歯磨きシート

などの衛生品も用意しておきましょう。

女性は、ナプキンなどの生理用品も多めに用意しておくことをおすすめします。

毛布

地震や台風などの災害が発生すると、停電になってしまうことがあります。

停電になると、エアコンやストーブ、こたつが使えなくなりますので、冬場は室内がかなり冷え込みます。

毛布があれば、体をしっかりと温められるようになりますし、寝具としても活用できるようになりますので、事前に準備しておくことをおすすめします。

医療品

救急セットなども、災害時に役立つ防災グッズです。

災害時は、落下物に当たってケガをしたり、割れたガラスを踏んでケガをしたりする可能性も高くなります。

絆創膏や消毒液、ピンセットなどが入った救急セットを用意しておけば、このようなトラブルにも対応できるようになるのです。

常備薬

災害発生時は、極度のストレスで体調を崩してしまうこともあります。

ただ、大きな災害が発生した場合は、薬局も閉まりますし、薬の在庫がなくなってしまうこともあります。

このようなトラブルに対応するためにも、常時服用している薬や風邪薬、胃腸薬などを準備しておくようにしましょう。

照明器具

災害はいつ起こるかわかりません。

場合によっては、真夜中に発生することもあります。

そんな時に役立つのが、懐中電灯などの照明器具です。

照明器具があれば、万が一夜間に停電が起こってしまったとしても、安全を確認しながら避難できるようになります。

多機能防災ラジオ

多機能防災ラジオというのは、

・ライト機能

・充電機能

などが付いたラジオのことです。

多機能防災ラジオを用意しておくことによって、最新情報を入手できるようになりますし、スマホの充電なども行えるようになります。

まとめ

災害はいつ起こるかわかりませんので、その時の備えて早めに防災グッズの準備をしておくことが大切です。

ただ、防災グッズにもたくさんの種類があり、中にはあまり使わないものや本当は必要ないものなども混ざっています。

「本当に必要なものだけを準備したい」

「できるだけコンパクトにまとめたい」

そう考えている方は、今回紹介したことを参考にしながら、必要度や優先度の高い防災グッズを優先的に準備していくようにしましょう。

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元自衛官/防災キャンプアドバイザー

2月25日生まれ。三重県出身。 日本大学芸術学部卒業後、陸上自衛隊で勤務。任期満了で退職後、タレント、女優として活動。 元自衛官で防災士、防災危機管理者。陸上自衛隊東部方面隊オピニオンリーダー。 自衛隊の広報活動のほか、映画、CM、モデル 等国内外を問わず活動中。趣味は絵を描くこと、コスプレ、キャンプ。 特技はデザイン、ソフトテニス、モールス信号。

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