【名古屋市中区】ずっと眺めていたい!きらきら輝く宝石箱のような美しい生菓子 創業330年「川口屋」
「川口屋」は創業330年の歴史のある和菓子屋さんで、その存在を知ったのは、立夏の和菓子「初かつを」について調べていたときです。
「川口屋」さんの生菓子は、とてもきれいで、見た瞬間、心を奪われました。
基本的に甘いものには目がないのですが、和菓子というと、敷居が高くて、緊張してしまう面もあったのですが、とうとう訪問することができました。
これから、和菓子について少しずつ学んでいけたらと思います。
一目でわかりやすい「川口屋」の暖簾が目印です。
少し離れて見ると、高いビルの間にあります。
錦3丁目の地下鉄栄駅1番出口から徒歩3分の便利な立地です。
お店の専用の駐車場はありませんが、すぐ目の前がコインパーキングです。
和菓子は、そもそもが日本の風土/気候に合わせて作られているそうです。
そのため基本的には、保存方法は、常温保存です。
この常温保存での日持ちが短いものが生菓子/半生菓子です。
冷蔵保存すると、乾燥してしまい本来の豊かな風味が失われてしまいます。
生菓子/半生菓子の違いは?
生菓子:水分量を30%以上含むもの
半生菓子:水分量を10%以上30%含むもの
和菓子には、その季節にしか出会えない「その季節にだけ作られる和菓子」があります。
「川口屋」さんでも季節を感じることができる生菓子や干菓子を作られています。
訪問をした8月15日の生菓子は以下の8種類です。
左上から時計周りに
*荒磯(黒糖錦玉備中餡)330円
*玉すだれ(レモンの皮入り錦玉粒餡)320円
*灯火(外郎粒餡)320円
*秋草(紫蘇入り練り薯蕷道明寺芯)320円
*若鮎(焼き皮道明寺餡)320円
*萩のもち(粒餡道明寺芯)290円
*磯饅頭(青海苔入り蒸し饅頭こし餡)320円
*萩の露(蒸葛道明寺入りこし餡)320円
どれも可愛らしくて、迷ってしまいましたが、玉すだれ、灯火(ともしび)、秋草、萩の露、若鮎 を購入しました。
近くで見ると、本当に綺麗です。
餡をすだれ状の錦玉で巻いた「玉すだれ」。錦玉は寒天を主原料としています。
「錦玉」(きんぎょく)
寒天と砂糖を煮詰め、冷やし固めたものです。
透き通った寒天がきらきらして、とても美しいです。冷やしていただきます。
ほおずきをイメージした「灯火」。内側は綺麗な層になっています。
「秋草」は、夏場にさっぱりと食べられるようにと紫蘇入りのきんとんです。秋の七草をイメージしたお菓子です。
「萩の露」は、つるんとした葛の中に、つぶつぶした道明寺の食感があります。
お腹がぷっくりした「若鮎」です。この可愛らしい「若鮎」は、今年の販売は8月15日に終了だそうです。
中の餡は、求肥でなく道明寺餡で、ちょっと小ぶりです。
優しい甘さのカステラと軽い食感が特徴です。
「川口屋」さんでは、生菓子以外にも、半生菓子、干菓子、羊羹、季節の行事用のお菓子等も販売されています。
中でも「季節の和三盆」は、とても愛らしい干菓子です。季節を象徴する花や果物などの形をしています。
口に入れるとふわっと溶け、上品な甘みが口の中いっぱいに広がります。
冷蔵庫に入れると、硬くなり乾燥してしまうので、常温で保存くださいね。
「川口屋」さんは、インスタグラム等での情報発信も行っています。
歴史のある和菓子屋さんであるからこそ、日本の和菓子文化を守るためにできることをされています。
和菓子は、限られた人のものではなく、年齢、性別、国籍に関係なく身近に感じて楽しんでほしいという「川口屋」さんの優しさを感じることができました。
生菓子は、ひとつひとつ丁寧に手作りをされています。気になる商品がある場合は、お電話でのご予約がおすすめです。
栄方面に来られる際にでも「川口屋」さんまで足を運ばれてはいかがでしょうか?
川口屋 趣味の和菓子 名古屋
住所:名古屋市中区錦3-13-12/栄1番出口より徒歩3分
電話:052-971-3389
月〜土9:30〜17:30 /日、祝、第三月曜休
火金:松坂屋本店/水:名古屋タカシマヤ【各10~15箱】
第三木:新宿タカシマヤ【15箱】でも販売
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