厚真町のハスカップファーム山口農園の「あつま ゆのみ茶屋」12月21日オープン!(札幌市中央区)
「ハスカップファーム山口農園」は、2014年には移動販売車「ハスカップカフェ」を、2019年には加工場を併設した「ハスカップカフェLABO」をオープン。そして、12月22日、ハスカップや厚真町のお米を使ったスイーツなどが食べられる「あつま ゆのみ茶屋」がオープン。昨日、一足先にプレオープンにお邪魔してきました!
厚真町のハスカップ
厚真町では、生産者の約4分の1がハスカップを栽培ししているそうで、2013年には栽培面積日本一にもなっています。
ハスカップは、色はブルーベリーに似ていますが、形は円錐型で、大きさは1~2センチくらいの果実。ブルーベリーは半分に切ってみると、果肉はブドウのように白っぽいですが、ハスカップは果肉も赤い。皮がとても薄く、収穫がとても大変で生での流通は難しく、ほとんどが冷凍かジャムなどの何かの加工品となります。
果実には、抗酸化物質であるビタミンCがブルーベリーの5倍近く含まれているといわれています。さらに、ポリフェノールの一種のアントシアニンが多く、ほかにも、鉄やカルシウムなど栄養効果はとにかく高いのです。
私も毎年7月になると、このハスカップを求めて、山口農園に摘み取りに行っています。
ハスカップファーム山口農園
山口善紀さんは山口農園5代目。4代目まで主に稲作栽培をしてきましたが、善紀さんの代からハスカップ専業農家となりました。専業になった話を紹介すると長くなってしまうので割愛しますが、善紀さんのハスカップ愛は並大抵のものではなく、美味しいハスカップを求め、品種改良も行っています。それが、2009年12月に品種登録された、『あつまみらい』と『ゆうしげ』です。
善紀さんはこの2つの品種を厚真町内のハスカップ生産者だけに苗木の供給を行い、ハスカップの産地として厚真町を盛り上げてきました。今では町内のハスカップ生産者は約100件。2013年には、厚真町はハスカップ栽培面積が日本一となり、2018年にはハスカップ生産量日本一となり、名実ともに『日本一のハスカップのまち〜厚真町〜』となりました。
ハスカップをもっと広くいろいろな人に食べてもらいたいと、さまざまな加工品を開発しています。「ハスカップカフェ」では、ハスカップソースを使ったクレープやアイス、スムージー、それに地元では当たり前に食べていたハスカップの塩漬けを入れたおにぎりなど、どれもハスカップの強い酸味が美味しさにアクセントを添えています。
厚真町の魅力が詰まった新店
「ハスカップカフェ」だけではなく、百貨店の北海道物産展などでも人気の山口農園のハスカップ加工品。
12月21日には、ハスカップや厚真町のお米を使ったスイーツなどが食べられる「あつま ゆのみ茶屋」が丸井今井札幌店7階にオープンです。
店名の「ゆのみ」、「湯呑み」と思いがちですが、ハスカップの群生地である勇払原野周辺では、ハスカップのことを「ゆのみ」と呼んでいるのです。あの「よいとまけ」で有名な「三星」には『ゆのみのんの』というお菓子もあります。
店内は、店名に合わせて和風メニューがいろいろ!
食事メニューは、厚真町の「さくら米」を使い、地元の人が食べているハスカップの塩漬けと、山口農園が今年商品開発したハスカップ入り佃煮の「蝦夷煮」を入れたおむすびのセットやお粥セットになります。
スイーツメニューも豊富です。
看板商品の「ハスカップスムージー」のほか、「さくら米」と水だけで作る串団子が特にオススメです。これは、今では珍しい昔ながらの作り方をしている串団子で、冷たくなると硬くなりやすいお団子です。注文が入ってからコンロで炙って熱々を提供してくれます。
あれもこれも食べたい人には、スイーツの盛り合わせもオススメ。
山口農園の加工品や、厚真町の原木シイタケの干しシイタケ「たのしいたけ」、あづまジンギスカン本舗のジンギスカンなどを販売する物販コーナーもあります。
そして、今日のオープン日は数量限定ですが、来店者にはお土産もありますよ!
いよいよ、札幌進出した「ハスカップファーム山口農園」。山口さんの笑顔に会いに行ってくださいね!
<あつま ゆのみ茶屋>
*住所:丸井今井札幌店大通館7階
*営業時間:10:30~19:30(LO18:30)
*定休日:丸井今井札幌店の休日と同様
*詳細はこちらをご覧ください。