【富士宮市】お金持ちになれるご利益も?! 『金之宮』は金銀財宝の女神金山媛神を祀った珍しい神社!
先日大切にしていた指輪を失くしてしまい、気落ちしている私に友人が教えてくれた淀師区の氏神さま『金之宮』。
富士山本宮浅間大社とも所縁の深い『金之宮』は、もともと鍛冶屋さんの宮とされ、金山彦神・金山媛神を主にお祀りされていた神社でした。
金山彦神・金山媛神は鉱山の神でもあり鉱山を探し当て、掘り当てる力があると言われ、「見えないものを探し当てる」とか、金銭的に豊かになるご利益があると言われています。
「見えないものを探し当てる」ご利益を求めて、今回は『金之宮』を訪れて見ました。
氏神さまと聞いていたので、こぢんまりとした神社を想像していたのですが、住宅街のカーブを曲がった小高い丘に、見落としようもないくらい広い敷地の『金之宮』がありました。
道路脇に駐輪すると、近隣に住んでいる方が、「敷地内に駐車して良いよ」と親切に教えてくださいました。
鳥居前の境内には、ジャングルジムとブランコが並んでいます。
木花開耶媛命を主祭神とし、昔は流鏑馬祭行列が、ここから出発していて、現在も浅間大社の宮司さんや古式射手の方々の参拝が続いているそうです。
鳥居前に並んだ2基の灯籠には『女講中』という文字がありました。
ここは『金之宮子安神社』とも呼ばれ、木花開耶媛命は子安神として信仰されていたということで、女性の信仰も集めていたようです。
鳥居の奥には急な階段が続いています。
階段の途中には『天満宮』『八幡宮』『地神社』という額束が掲げられています。この地に合祀された氏神さまでしょうか。
こんな勾配のところに良く作れたと思う石垣の奥には堂々とした社殿がありました。
社殿の左側には通路があったので、階段を使わなくても社殿に着くことができるようです。
社殿の右と、裏側には立派なスダジイがありました(看板には4本のスダジイがあると記載されていましたが、2本しか分かりませんでした)。
特に社殿の裏のスダジイは、幹の中に隠れる事ができそうな空洞があります。こんな状態なのに青々と茂っている姿は神秘的です。
生命力の溢れるスダジイの巨木と、社殿に「見えないものが、見つかりますように!」と真剣にお願いして帰って来ました。
見つかったら、またお礼参りをしないと!
鉱山は女人禁制だった場所も多かったため、金山媛神が御祭神の神社はとても珍しいそうです。
探し物がある方や金銭的に豊かになりたい方、金山彦神・金山媛神が祀られている『金之宮』にお願いすれば、ご利益があるかもしれませんよ。
金之宮:富士宮市淀師1381-1