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【神戸市中央区】神戸ハーバーランドにある塔にかかる旗の意味とは

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神戸ハーバーランド周辺にはいくつか塔があり、そこにはカラフルな旗が掲げられています。あの旗は単なる飾りとしたものなのでしょうか、それともなにか意味があってかかっているものなのでしょうか。その正体を探ってみましょう。

あの旗にはアルファベット文字が指定されている

アルファベットのUとWを表す旗。合わせて「安全な航海を」という意味になる。
アルファベットのUとWを表す旗。合わせて「安全な航海を」という意味になる。

ハーバーランドの塔にかかっている旗は国際信号旗と言って、海上で船舶間の通信で使われる世界共通の旗です。旗ひとつずつにアルファベットや数字の意味があてがわれています。その旗の組み合わせで定例の意味を表現することもできます。例えば上の写真の旗は、上の旗はU、下の旗はWを表します。この旗の組み合わせでは「安全な航海を祈る」という意味になります。神戸港から出港する船を見送る時にこの小旗を振るシーンがよく見られます。

神戸港旧信号所にかかる信号旗

神戸港旧信号所。
神戸港旧信号所。

ハーバーランドの先端にある塔は、神戸港旧信号所。大正10年に作られて現役引退してからこの地に移設された海上信号所です。ここにも信号機がかかっています。その旗の意味を見ていきましょう。

神戸港旧信号所にかかる信号旗。
神戸港旧信号所にかかる信号旗。

旧信号所にかかる旗を見ていくと、左側にある2つの旗は先に紹介したUとWの旗です。つまり「安全な航海を」という意味を表しています。そして右側の4つの旗、それぞれのアルファベットに置き換えると、K、O、B、Eとなります。「神戸」を信号旗で表していることがわかります。

モザイクの望楼にかかる信号旗

モザイクの中央にある塔、望楼。
モザイクの中央にある塔、望楼。

モザイクの中央には小さな塔が立っています。これは望楼と呼ばれるかつて神戸港で監視塔として使われていたものです。ここにも信号旗がかかっています。

望楼にかかる信号旗。
望楼にかかる信号旗。

この望楼にかかる信号旗は15旗あり、アルファベットになおすと「WELCOME TO MASAIC」と読むことができます。信号旗で「モザイクへようこそ」と歓迎を表していたわけです。

このように神戸港周辺にある信号旗をそれぞれ読み解いていくとまた違った港の楽しみ方もできます。国際信号旗の一覧表を手にハーバーランド周辺を散策してみるのもおもしろそうですね。

神戸ハーバーランドumieモザイク
神戸市中央区東川崎町1-6-1
ハーバーランド駅 徒歩9分

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