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「千秋楽」と「千穐楽」なんと読む??

春佳書道家

こんにちは。書道家の近藤はるか(春佳)です。

相撲や歌舞伎、演劇などの話題でよく見かける「千秋楽」。劇場やホールに掲げられているのを目にしたこともある方もいらっしゃるかもしれません。先日最終回を迎えたNHK朝の連続テレビ小説「おちょやん」の最終話でも使われていました。

「千秋楽」??

読み方は「せんしゅうらく」です。

「千秋楽」の意味は、興行や演劇などの最終日のことをいいます。略して「楽日(らくび)」や「楽(らく)」と言うこともあります。また千秋楽びの前日を「前楽」、地方巡業・全国ツアーの本当に最後の最後の千秋楽のことを「大千秋楽(おおせんしゅうらく)」、略して「大楽(おおらく)」と呼びます。

語源は?

「千秋楽」の語源は諸説あるようですが、日本の雅楽の曲名に「千秋楽」とあり、最後に演奏していたとことからとされる説が一般的だそうです。

「千秋楽」と「千穐楽」

「千秋楽」と「千穐楽」、このふたつは同じ「せんしゅうらく」です。「穐」は「秋」の異体字です。興行や演劇の世界では「秋」ではなく「穐」の字が使われることが多いです。江戸時代にしばしば火事に見舞われ芝居小屋が焼失することもあり、その為「火」を嫌い、おめでたい「亀」の字がついている「穐」の字を使うようになったそうです。また「穐」を使う際は「楽」も「樂」になることが多いです。

以上「千秋楽」と「千穐楽」についてでした!

動画でチェック!

小筆で行書の「千秋(穐)楽」を書いてみました。よかったら参考にして練習してみてください。

ではまた次回!!

書道家

長崎県出身。4歳から書道を始める。東京学芸大学教育学部書道専攻卒。現在、東京を拠点に活動中。春佳書道教室主宰。高校芸術科書道講師。Instagramにて文字動画や書道作品を投稿している。古典を中心に、様々な書風の作品をつくっている。また「ふで男とゆかいな仲間たち」という書道道具をモチーフにしたイラストも書いている。

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