源泉かけ流し!泉質がすばらしい「名古屋から1時間圏内の日帰り温泉」5選
温泉好きほど、「湯の鮮度」にこだわる。入浴感を大きく左右する大きな要素だからだ。簡単にいえば、常に新しい源泉が湯船に注がれ、そのままあふれていく「源泉かけ流し」の湯船ほど鮮度が高い。反対に、源泉を使いまわす循環ろ過の湯船になると、当然ながら鮮度は落ちることになる。
湯量が十分ではない都市部になるほど「源泉かけ流し」の温泉施設は少なくなるのが現実だが、都市部である名古屋周辺にも泉質のよい温泉施設は存在する。
そこで、泉質がすばらしい愛知県の日帰り温泉施設を5カ所紹介したい。
尾張温泉(愛知県蟹江町)
名古屋から約20分。尾張温泉「東海センター」は、名古屋の中心街から西の市街地にある巨大日帰り温泉。人気の温泉施設で入浴客も多いが、100人以上入れそうな岩づくりの内湯のほかに露天風呂もあるので、ゆとりをもって入れる。一方で、湯船が巨大であるにもかかわらず、透明の単純温泉を源泉かけ流しで楽しめる。
海津温泉(岐阜県海津市)
名古屋駅から車で約40分の宿泊&日帰り施設。湯船には黄褐色に濁った濃厚な塩化物泉がオーバーフローしている。その色は「金色」と称される。塩分と鉄分が強く際立ち、すぐに体がポカポカと温まる濃厚湯だ。館内には計19の多彩な湯船が並ぶ。
半田温泉・ごんぎつねの湯(愛知県半田市)
名古屋駅から車で約40分。知多半島の中央にある日帰り温泉。日本庭園に囲まれた露天風呂に温泉が満たされるが、特に3メートルほどの湯滝が落ちる滝つぼ湯は、源泉が豪快にかけ流されている。59度の源泉そのままなので、かなり熱く、滝しぶきも激しいが、新鮮な湯を堪能することができる。
湯の山温泉・グリーンホテル(三重県菰野町)
名古屋駅から車で約50分。湯の山温泉は三重県北部の最高峰、御在所岳の斜面に湯けむりを上げる。名古屋からのアクセスにすぐれながらも豊かな自然に恵まれている。湯の山温泉は循環している施設も多いが、大型ホテルの「グリーンホテル」は2本の自家源泉を持ち、源泉かけ流しを実現している。広々とした露天風呂は開放感も抜群のロケーションである。
羽島温泉(岐阜県羽島市)
名古屋駅から車で約40分。木曽川と長良川に挟まれた羽島市にある日帰り温泉。円形の湯船には、黄褐色に濁った塩化物泉がかけ流しにされ、10分もつかっていると汗が噴き出す。濃厚な泉質である証拠である。市内の住民は200円、市外の住民でも400円と料金もリーズナブル。