卵白消費お菓子レシピ!プロが教えるとっておきのフィナンシェは焦がしバターがポイント
皆さんこんにちは、チョコレート食べてますか?
パティシエ/ショコラティエの江口和明(えぐちかずあき)です。
デリーモのフィナンシェって美味しいんですよ
今日はフィナンシェブロンドキャラメルではなくご家庭用のアレンジの紹介!
お菓子のレシピ、「卵黄だけ」使うことが意外と多くて卵白が余ってしまいがちですよね、冷凍保存もできるんですが!?
この記事では、そんな余った卵白のみを使って作るフィナンシェのレシピを紹介します。
焦がしバターが香るしっとり芳醇な味わいで、誰かにプレゼントしても喜ばれること間違いなしのお菓子です。
この記事では、不要な工程を省いて大切なポイントを丁寧に解説した、フィナンシェの作り方を徹底的に公開します!!
◆焦がしバター香る本格フィナンシェの作り方
所要時間:約30分(焼成時間含む)
※作り方は動画でもご紹介しています。
バターの焦がし加減や生地の混ぜ方など、詳しく見たい方はぜひこちらをご覧ください。
◆材料(フィナンシェ型 8個分)
・卵白 60g ※冷凍済みの卵白使用可能
・アーモンドパウダー 25g マルコナ種
・薄力粉 25g
・きび糖 70g
・無塩バター 60g
◆作り方
1.薄力粉とアーモンドパウダーを合わせてふるい、オーブンを200に予熱する
粉類をきちんと混ぜ合わせることでダマやムラを防げるので、3回程度ふるってください。
2.焦がしバターを作る
小鍋にバターを入れ、火にかけます
バターが完全に溶けて沸騰したら、泡立て器で混ぜながら焦がしていきます
ここで混ぜずに火にかけ続けると、焦げた乳固形分が塊で沈んでしまうので
しっかりまんべんなく焦げるようよく混ぜて全体に散らしてあげます
☆「きつね色」よりも濃い、「たぬき色」まで焦がしてください!
火を止めた後も鍋の熱で火が入るので、良い色になったら水を張ったボウルなどに鍋底を当て、鍋の温度を下げます。
3.卵白ときび糖を混ぜる
卵白をボウルに入れ、きび糖を一気に加えて混ぜます。
泡立てる必要はありません。
4.ふるっておいた粉類を混ぜる
先程ふるっておいた粉を一度に入れ、泡立て器で混ぜます。
混ぜすぎることはないので、粉ダマなどが無いようしっかりと混ぜてください。
5.冷ました焦がしバターを加える
50前後に冷めた焦がしバターを加え、混ぜます。
鍋底にたまった焦げの部分も生地に入れると、より香ばしく焼きあがるのでおすすめです。
6.型に流し、焼く
スプーンや絞り袋などで型に流し、
200に予熱したオーブンを190に下げて13~15分焼きます。
※オーブンの扉を開けるときに一気に温度が下がるので、少し高めに予熱します。
7.完成
焼きあがったら型から外し、完成です。
◆ポイントのおさらい
・粉は3回ふるう
・バターは「たぬき色」まで焦がす
◆余った卵白でできる贅沢おやつ
いかがでしたか?
この記事ではフィナンシェ専用の型で焼いていますが、他のどんな型でも作ることができます。
大きな型で焼く場合は温度と焼き時間が変わりますので、竹串を刺すなどして焼け具合をチェックしてみてください。
焼きたてのふんわり、カリっとした食感は作った人だけが味わえる特権です。
是非、冷める前にお1つ味見してみてくださいね。
作り方は動画でもご紹介しています。
より詳しい解説を知りたい方は是非ご覧ください。
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なぜこの作業をするのか?、なぜこの材料を入れるのか?など、お菓子作りの「なぜ?」をプロの知識で丁寧に解説しています。
執筆、レシピ:江口和明
YouTube:KAZUAKI EGUCHI/チョコレートのプロ:ショコラティエ Chocolate(チャンネル登録者数1.5万人)
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