【危険!】鳥類は金属で中毒症状を起こします。これだけは気を付けて
我が家で飼っている5歳のセキセイインコなのですが、半年前に金属中毒になり3泊入院しました。原因は不明。
床に落ちているものを拾って食べる癖があるので放鳥中に何か拾って食べたかもしれません。
金属中毒はいつどの小鳥が発症しても不思議ではないんです。身の回りにあるもので、危険だと考えられるものがたくさんあります。
100円均一の物
100円均一は安さが売り。中国製のものも多いです。
金属等特に気を遣わずに作っているものが多いので、鉛が含まれた金属も多く使われていると獣医師に教えていただきました。
100円で買った鈴やキーホルダーのおもちゃでインコに遊ばせないようにしましょう。
サビているもの
鉄(スチール)でできている製品でも、さび付いてくると危険になるものがあります。
セキセイインコのケージは基本的には安全な素材で作られていますが、劣化してくると危険です。
放鳥中にインコが止まる場所、普段過ごすケージにさび付いている金属がないか確認しましょう。
安物の陶器製の入れ物
陶器製の入れ物に水を入れた際、陶器の成分によっては危険なものがあるそうです。
友人のインコが、陶器に水を入れて飲ませていた際に、陶器が原因で金属中毒を起こしました。
めったにないかもしれませんが、陶器を使う場合は、どんなものでできた陶器なのか、材質を確認したり、念のため、水を入れて使うのは避けたほうがいいかもしれません。
部屋に上がった砂や細かなゴミ
人が生活している以上、衣服や靴に外の砂がついて、部屋にあがってしまいますよね。部屋の掃除をしていても完璧に取り除くことは難しいです。
それを餌と間違ってインコがついばんでしまったら、金属であれば金属中毒を起こします。
大丈夫なものであればいいですが、中には金属片や砂鉄のようなものも混じっています。
部屋で放鳥しているときに、なんでも拾って食べてしまうくせのある子は要注意です。
金属中毒についてはいつ摂取したかわからない
金属中毒は、摂取してからすぐに発症するのでは無く、小鳥の体内にいったん入った後、消化され始める(溶け始める)ときにはじめて症状を起こします。
そのため、摂取したのがいつなのか、いったい何をかじってしまったのかを予想することがとても難しいです。
我が家の場合は、夜に若干脚力の弱さを感じましたが、いつも通りケージにいれて寝かせ、朝になったら飛べないほどに金属中毒の症状が起こっていました。
金属中毒の治療と予後
金属を体内に取り込み始めてから24時間以内が勝負と言われ、その間に治療で金属を体内に取り込まないようにし、自然排出されるのを待つのが金属中毒の一般的な治療法です。
ただ、いったん体内に金属が取り込まれてしまうと、中毒症状を起こしたままになってしまうので、その取り込んだ量によっては麻痺が残ったり、元気になるまでに時間がかかったりします。
我が家の場合も、退院してからしばらくは止まり木に止まれず、ケージの床を高くしたり、うまく飛べないために放鳥を控えていた時期がありましたが、一か月くらいするとだんだんと体調がよくなっていき、金属中毒の後遺症なく飛べるようになってきました。
金属中毒の治療中に減ってしまった体重が完全にもとの通りに戻ったのは、約3ヵ月後です。
それくらい金属中毒は恐ろしい病気です。
身の回りの物をもう一度チェック
金属中毒は主に鉛の使われた製品をインコが齧ったりなめたりしたときに症状を起こしてしまいます。いくら気を付けていても、家の中にあるすべての金属の成分や安全性を確かめることは難しいですし、人間によって外から持ち込まれてしまうこともあるでしょう。
そうなると一番安全なのはケージの中だけになってしまいますが、放鳥を全くしないわけにもいきませんよね。
まずは、明らかに危険な鉛を使った製品は家の中から取り除くこと、そのうえで、インコがいつも過ごす場所に危険そうな金属製品がないかを見直すことが大切です。
そして、「放鳥中は目を離さない」
これに尽きると思っています。特に我が家のように、なんでも拾い食いするく習慣のある子には特に注意しましょう。
私もこれからも気を付けていきますが、みなさんのお家のインコちゃんたちが、金属中毒にならずに元気に過ごせることを願っています。
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