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【韓国シリーズ】SSGの25歳外野手が守備のミスをバットで挽回 1勝1敗のタイに<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
リードを広げる2ランを放ったチェ・ジフン(写真:SSGランダーズ)

公式戦1位のSSGランダーズと、プレーオフを勝ち上がったキウムヒーローズが対戦の韓国シリーズ第2戦は、SSGが6-1で勝利し対戦成績を1勝1敗のタイとした。

SSGは2番のチェ・ジフンが5打数3安打。5回にはリードを広げる2ランをライトへ運んだ。チェ・ジフンは高い守備力を誇る中堅手だが第1戦、そして2戦とエラーはつかなかったが守備での判断ミスが続いた。しかしバットで挽回しチームを勝利へと導いた。

チェ・ジフンはプロ3年目の25歳。主に2番打者として全144試合に出場し、今季は自身初の打率3割、10本塁打をマークした。

勝ち投手となったSSGの先発ウィルマー・フォントは、7回100球を投げて被安打5、失点1、奪った三振は4つ。140キロ台の直球とスライダー、時折大きく割れるカーブを織り交ぜて、キウム打線を打ち取っていった。5番のヤシエル・プイグに対してはギアを入れ替えて150キロ台を連発。両者の対決は3打数1安打だった。

一方のキウムの先発タイラー・エップラー(元オリックス)は立ち上がりに乱れ、1回裏に満塁のピンチを招くと押し出しと2つの内野ゴロで3失点。その後立ち直るも初回の失点が響き、負け投手となっている。

第3戦は移動日を挟んで4日にキウムの本拠地、コチョクスカイドームで行われる。

◇11月2日(水)の結果

・韓国シリーズ第2戦

 SSG 6 - 1 キウム(インチョン)

 勝:フォント

 敗:エップラー

⇒ 2022年 KBOリーグポストシーズン日程表(ストライク・ゾーン)

◆「サムスン沖縄入り」

沖縄・恩納村で秋季キャンプを行うサムスンライオンズが現地入りした。サムスンが沖縄で秋季キャンプを行うのは4年ぶり。日韓両国の関係悪化と感染症拡大のため、2019年以降実施を回避していた(春季キャンプでは2020年まで来日)。

秋季キャンプにはパク・チンマン新監督の下、1軍選手ではキム・ジチャン内野手、ク・ジャウク外野手らが参加。3日から24日まで4勤1休で練習を行い、休日は7、12、16、21日の予定となっている。

※本記事は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得て掲載しています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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