沖縄では7月にようやく梅雨明けか 梅雨期間の最長記録更新の可能性も
今年の沖縄の梅雨は
沖縄地方は、本州に比べておよそ1月早く梅雨が明けますが、今年は6月に入って梅雨前線が停滞する日が続いています。
今年の沖縄の梅雨の特徴として、5月は空梅雨、6月は多雨傾向です。
5月の那覇の降水量の平年値は、245.3ミリなのに対し今年は163.5ミリ。6月の那覇の降水量の平年値は、284.4ミリなのに対し、今年は535.0ミリとなっています。(※26日までの降水量)
5月は梅雨前線が沖縄の北に位置する事が多く、沖縄で雨が降りにくい状況でしたが、6月に入り梅雨前線の南下と共に、雨の降る日が多くなりました。
梅雨期間の最長記録更新の可能性も
この先、7月に入ると、沖縄付近に停滞していた梅雨前線は次第に北上する見込みで、沖縄ではようやく梅雨明けとなりそうです。
沖縄地方の梅雨明けの平年は6月21日頃です。1951年からの統計で最も遅い梅雨明けは2019年の7月10日頃で、梅雨期間の最長日数は60日間となっています。(1982年、1962年)
今年は、5月5日に梅雨入りの発表がありました。(※速報値)
7月4日以降に梅雨明けの発表があると、速報値として、梅雨期間は60日間を超えて最長記録となります。
7月4日頃には、太平洋高気圧の張り出しが強まるタイミングと重なるため、梅雨期間の長さに注目したいと思います。