【大阪市・北浜】ミシュランシェフが生んだ連日行列になるベーカリーカフェの野菜を楽しむ朝食!
こだわりの紅茶や料理が楽しめるブーランジェリーカフェ!
今回、訪問したのは北浜で毎朝行列になっていることから評判の「Pain KARATO Boulangerie Cafe」。この行列の理由が普通のパン屋さんと違うと聞いて理由を解明すべく訪問しました。
お店があるのは、土佐堀通からも近い、堺筋沿い。同じ建物にOsakaMetro北浜駅の3号出口があるという好立地です。
すっきりとした店内で、手前にパンが並び、ショーケースの裏にイートインスペース、さらに奥がキッチンになっています。こちらですが、心斎橋のフレンチレストラン「リュミエール」が本店。「リュミエール」といえば12年連続ミシュランガイドに掲載された関西を代表するフレンチレストランです。オーナーでもある唐渡泰シェフが長年温めてきたのがベーカリーだったそうで、2019年6月7日にオープンしました。
お店に入るとパンが並んだショーケースが出迎えてくれます。
フレンチレストランの系列ということもあり、フランスパンや食パンはもちろん、クロワッサンやパンをショコラが人気だとか。もちろん、食事パンやおやつパンなど、バランスよくラインアップしています。
オフィス街なのでサンドイッチなども魅力的なものが。
ラスクなど、手みやげに使えそうな焼き菓子もそろいます。
カウンターやテーブルなどカフェスペースも充実!
店内にはカフェスペースを用意。女性のひとり客が多いこともありカウンター席を用意。
ほかに、テーブル4卓の8席分があります。
連日満席の人気はモーニングセット!
農園直送野菜たっぷりモーニング(パン2個)1,320円+ドリンクセット330円
唐渡シェフのベーカリーというネームバリューもありますが、こちらを人気店に押し上げたのが営業開始時間の8時から楽しめるモーニング。
野菜たっぷりのプレートに、パン2個と野菜スープのセットです。ほかのお客さんにならってドリンクを付けました。
人気の秘密はこの野菜がたっぷりのったプレート。大山ソーセージや温泉玉子も盛られていますが、主役は野菜。ソースがわりのピュレまで含めると、使われる野菜は常時20種以上になります。契約農家から届くため、全く同じ内容の日がないということもありリピーターからも好評。
また、野菜もそのまま生で提供しているわけではありません。キノコはソテーで、ジャガイモはコンフィ、ナスやズッキーニは揚げてからグリルして焼き目をつけるなど、野菜ごとに調理法を変えるこだわりぶり。カボチャにいたっては、まるごとローストしたものをカットし、断面を炙ってキャラメリゼすることでカボチャの持つ甘味を最大限に引き出しています。
スープにもタマネギやニンジン、キャベツなど野菜がたっぷり。ベースのブイヨンとも好相性で、上品で滋味深い味わい。
パンはショーケースから、好みの2品を選ぶことができます。ここでは名物のクロワッサンと、マッシュルームのクリームソースが入ったフロマージュフォカッチャをチョイス。
朝から野菜をしっかり食べてるということで健康的にも胃袋的にも満足度が高く、千円台で関西トップレベルのフレンチシェフの技術と味を体感できるのはうれしいですね。
ミシュランシェフのこだわりが反映されたパンがズラリ!
パンの話に戻しますと、店頭で販売されるパンは常時約40種。そのうち30種ほどが定番で、秋の栗など10種ほどが季節の食材を使ったものになります。定番アイテムの中でおすすめのものを食べてみました。
クロワッサン346円
薄くてパリパリとした食感に仕上げられたクロワッサンの大きな特徴は、両サイドの形。角のように尖らせないことで、サクサクな部分が増えています。上品な味わいも魅力。
ショコラパン350円
クロワッサン生地で作られたショコラパンは、外側がパリッとサクサク。中にはチョコが練り込まれたしっとりとした生地が。外とのコントラストが楽しく、ガトーショコラのような濃厚なチョコの旨味も楽しめます。
シナモンロール310円
甘くて濃厚なイメージの強いシナモンロールもKRATOスタイルでは上品な甘さ。シナモンの香りや味わいが強く、満足度の高い仕上がり。
満足度の高いモーニング&パン
オーナーである唐渡シェフの原点である心斎橋のフレンチレストラン「リュミエール」は、クラシックなフレンチには欠かせないバターや生クリーム、小麦粉に頼らず、野菜の旨味を存分に生かした料理で知られます。それが評価されミシュランガイドに12年連続掲載。その遺伝子をもつこちらの、モーニングが野菜たっぷりというのも必然ですよね。
「最初は8:00〜11:00の本来のモーニングタイムに提供していたんですが、11:00になってもお待ちのお客様がいて途切れないことが多くなってしまって、今は14:00までになってしまっているんです(笑)」と唐渡シェフ。モーニングという名称なのに8:00〜14:00の提供になっています。
取材させていただいた日は日曜日だったのですが、朝8:00の時点で10名以上のお客さんが並んで待っていました。野菜好きだけでなく、食べることが好きであれば一度体験していただきたいモーニングでした。
Pain KARATO Boulangerie Cafe(パンカラト ブーランジェリーカフェ)
住所/大阪市中央区北浜1-9-8 ザ ロイヤルパーク キャンバス 大阪北浜 1F
電話/ 06-6575-7540
営業時間/8:00~20:00
定休日/年中無休
交通/OsakaMetro北浜駅3号出口すぐ