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【木更津市】10/31オープン!皮から作る手包み餃子をレトロな蔵のお店で!「蔵 by ヘンなカタチ」

なかぶ地域情報発信ライター(木更津市・袖ケ浦市)

こんにちは、なかぶです。

木更津駅周辺、特に西口から港にかけては、メイン通りからちょっと外れたところに古いですがいい感じの建物があったりしますよね。

今回はそんな建物の1つである「蔵」をリノベーションして2024年10月31日にオープンした、餃子をメインに提供するお店、蔵 by ヘンなカタチ さんを紹介したいと思います。

餃子がおいしいのはもちろん、趣きのあるいいものをたくさん見せてもらえました。

蔵 by ヘンなカタチ の場所

木更津駅西口(みなと口)から木更津港方面へ進み、3つ目の信号を右折して郵便局の方向へ100mほど進んだこの場所に、蔵 by ヘンなカタチさんはあります。

お店の外観はこんな感じ。

大きな「蔵」の文字が目印です。

この建物だけかと思いきや、左隣(というかくっついてる)の本物の蔵もお店として活用しています。

専用の駐車場はないということですが、近隣には1時間100円で駐車可能なコインパーキングがたくさんありますので、全く問題ありません。

蔵 by ヘンなカタチさんのルーツは、東京の下町、江東区東陽町で65年もの長きにわたり愛され、2022年11月に惜しまれつつ閉店した中華料理店「宝家」。

その後、門前仲町で「宝家 by ヘンなカタチ」として開業し、木更津が大好きという清水さんは縁あって木更津に出店してくれました。

11月30日に門前仲町のお店は閉店して、この木更津の「蔵」が宝家の味を継ぐ本店となるそうです。

餃子は注文後に皮から手作り

今回はうかがったのはランチタイム。
メニューには餃子だけではなくチャーシューの記載もあり、しっかりと食事を楽しめます。

餃子はニンニクあり/なしが選べるので、食後に誰かと会うというときも大丈夫ですね。

餃子のセットのほか、1日10食限定のチャーシュー丼メインのセットもありましたが、今回は初めてということで、手作り餃子8個(もちろんニンニク入りのカタチ)とチャーシュー3枚のセット(1,250円)ご飯大盛(+100円)でお願いしました。

1人だったのでカウンターに陣取り、餃子を作る様子を観察。
とっても気さくな店主の清水さんは、作っているところの写真撮影もOKしてくれました。

こちらの一番のおすすめの餃子は、注文してから皮を延ばすという本当の手作り。

皮を延ばして、

餡を包んで、

鉄なべで焼く。

という工程をじっくりと見せてもらっちゃいました。
手造りの料理ができていく過程って、見てて飽きないですよね。

けっこう手間のかかる工程を経て提供されますが、思ったほど時間はかからず、餃子とチャーシューのセットが到着。

「ニンニク入りのカタチ」の札もあり、入り/なしがはっきりとわかるので、安心して食べられますね。

1個目は何もつけず、そのまま食べるのがおすすめ、とはあとから教えてもらったので(汗)、最初からしょうゆ、酢、お店自家製のラー油をつけていただきました。

野菜多めという餃子はとってもジューシーで、1口食べると中からアツアツの汁が飛び出してきてやけどしそうでしたが、それがうまい!

さすがニンニク入りのカタチだけあり、結構ガツンとニンニクが効いていて、香りだけでスタミナがつきそうな餃子でした。

チャーシューは炙りと煮たてが選べたので炙りをチョイス。
炙られて脂が落ち、ほど良い感じなったチャーシューは、しょうゆの味付け感もよく、ごはんが進む一品。

ご飯大盛でもちょっと足りない感じだったので、おかわりしようかな…と悩んじゃいました。

いやー、さすが門仲で65年も愛されてきた味。
おいしかった~、ごちそうさまでした。

建物も見どころあり

餃子をいただいたあとは店内を拝見。
ちょうど手が空いた清水さんが案内してくれました。

メインのフロアからして、レトロ感がいい感じ。

飴色になった木製の天井と棚が、長い時を過ごしてきたことを感じさせます。

ちょっと奥に入った小上り。

ちょっとタイムスリップしたような小上りの手前の土間には囲炉裏もあり、寒い時期には、ここで温かいものの提供も考えているそうですよ。

調度品も年季が入っていい感じで、一番奥には何かすごいものが入っていそうな金庫が鎮座していました。

開かずの金庫とのことで、もしかするとお宝が入ってるかもしれませんね。

2階へ続く急な階段を上り、

その先には有料のコミュニティスペースとして活用されており、ここも新しいものと古いものが同居して、超いい感じ。

茶箱を使ったテーブルがいいですね。

天井を見上げると、太い梁には「明治八年 梶善助」の文字が。

明治8年は西暦1875年らしいので、ほぼ150年前の梁、というかこの建物全体が150歳ということになりますね。
この梁も建築されたときには、令和の世の中まで梁として活躍して、エアコンやシーリングファンと並ぶとは思っていなかったことでしょう。

母屋は150歳ですが、蔵のほうは200年以上経っているということで、これはもう文化財級の建物。

そんな建物を拝見できるとは、ちょっと感動ものです。

ちなみにこちらの建物、はまだやさんというお店だったそうで、そのはまだやさんは創業寛政弐年。

寛政弐年は西暦1790年なので、上の梁よりも85年も前、ということは江戸時代に創業したということですね。

木更津の街の歴史を感じます。

いやー、いいものを見せていただきました。

ちなみにこの「はまだや」さん、かつては周辺に同じ屋号(濱田屋)のお店がたくさんあり、「濱田屋は商店街そのものだ」と言われた時代もあったそうで、由緒正しきお店なんですね。

その辺の詳しいことは蔵さんの公式サイトに書いてありますので、読んでみるとおもしろいですよ。

今までもこれからも楽しめるお店

歴史ある建物で、歴史ある餃子がいただける、新しいお店の蔵 by ヘンなカタチさん。

今は餃子、チャーシューがメインのお店ですが、メキシコ生まれで6歳までメキシコで育ったという清水さんは、今後夜にはタコスを出すことも計画しているそうで、これからがとっても楽しみなお店です。

古いのに新しいお店で提供されるおいしい餃子、食べに行ってみてはいかがですか。

あ、その餃子は決して「ヘンなカタチ」ではないのでご安心くださいね(お約束)

ではでは~

【お店の詳細】

名前:蔵 by ヘンなカタチ

場所:木更津市中央1丁目4-12

電話番号:080-6992-0432

営業時間:昼ノ部 11:00~15:00
     夜ノ部 17:00~22:00
※完売の場合、早くクローズすることがあります

定休日:不定休(SNSで告知するそうです)

公式サイト:蔵KURA

Instagram:kura_by_hennakatachi

X(旧Twitter):@kura_by_

地域情報発信ライター(木更津市・袖ケ浦市)

横浜から木更津に引っ越してもうすぐ20年。木更津・袖ケ浦周辺のいいところをバンバン紹介してまいります。

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