【神戸市東灘区】柔道の父 御影出身の嘉納治五郎先生の足跡を訪ねる
柔道の父とも呼ばれ講道館を創設した嘉納治五郎は神戸市東灘区御影の出身です。今でも嘉納治五郎に関する記念地が御影にはいくつかあります。一般の方でも訪れることができる嘉納治五郎の足跡を訪ねてみました。
御影公会堂にある嘉納治五郎記念コーナー
東灘区にある御影公会堂、ここは 野坂昭如著『火垂るの墓』のなかでも出てくる建物としても有名です。御影公会堂は、1933年(昭和8年)に白鶴酒造の嘉納家の寄付により建てられました。この嘉納家とは、嘉納治五郎の本家筋にあたります。
2017年に耐震改修工事が完了。そして地下に御影郷土資料室・嘉納治五郎記念コーナーが開設されました。嘉納家とも縁が深い御影公会堂に地元出身の嘉納治五郎の記念コーナーが創設されたことは歴史の流れをみていくと納得がいくところです。
嘉納治五郎記念コーナーでは、嘉納治五郎の功績や直筆の書、資料が展示されています。最近の資料では、2019年に放送された大河ドラマ『いだてん』で主演を演じた中村勘九郎らが同館を訪問したときの写真なども展示されています。ドラマ『いだてん』では役所広司が演じる嘉納治五郎が東京五輪開催に向けて奔走する役割で登場しています。
御影公会堂
神戸市東灘区御影石町4丁目4番1号
阪神電車 石屋川駅 徒歩5分
公式サイト
嘉納治五郎生誕地の記念碑
嘉納家が経営する菊正宗酒造には、新たな嘉納治五郎生誕の地の記念碑が立てられています。
この記念碑は2018年に建立されています。先の大河ドラマ『いだてん』も東京2020五輪開催前の時期に合わせての番組制作でしたが、こちらもその流れに合わせて作られたようです。
神戸・御影出身の歴史的人物嘉納治五郎先生の足跡を訪ねてみてはいかがでしょうか。
嘉納治五郎生誕地の記念碑
菊正宗酒造本社前
神戸市東灘区御影本町1