熱帯夜明けで午前から体温並みの気温も…静岡38度予想・東京都心も35度で初猛暑日か:気象予報士解説
4日は東海や関東を中心に朝から気温が上がり、午前のうちから35度を超えているところも。このあと午後には東京都心や名古屋、さいたまなどで今年初の猛暑日になりそうです。熱中症警戒アラートも広い範囲に出されていて、運動をしない場合でも熱中症になるおそれがあり、部屋の中でも水分や休憩は必ず取りましょう。
今年初の熱帯夜、午前から猛暑
3日夜から4日朝にかけては各都市で最低気温が25度を下回らない熱帯夜となり、特に東京・名古屋・金沢などでは今年初の熱帯夜でした。かなり寝苦しい思いをした人も多かったと思います。
4日はそこから日差しとともにぐんぐん気温が上がっていて、午前11時の時点で静岡は36.6度、東京は34.0度など、昼前とは思えない、思いたくない暑さになっています。
このあとの予想最高気温は静岡で38度、熊谷(埼玉)で37度、さいたま・甲府・名古屋で36度、東京35度と、35度以上の猛暑日が続出する見通し。(※追記:12時24分現在、静岡の気温は38.9度まで上がっていて、すでに戦前からの観測記録を超えています。)
熱中症の危険度を知らせる「熱中症警戒アラート」も沖縄~関東の広範囲に出ていて、必要のない外出を避けたり、涼しい環境以外では運動を中止する必要があります。
関東は午後に雷雨のおそれも
晴れて暑さが厳しくなる一方で、夕立が発生するところも。特に関東では夕方を中心とした時間帯に、急な雷雨のおそれがあります。
こういった、気温が上がる日の午後に雨が突然降るケースは、梅雨明け後の真夏に多いパターンですが、4日については「梅雨の中休み」と言えど気圧配置としては真夏とほとんど変わらないため、急な天気の変化に注意が必要です。
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