【木曽町】「木曽おもちゃ美術館」で木の温もりに触れてのびのび過ごそう!大人も楽しめるおもちゃの美術館
おとなもこどもも冬休みの後半戦。外遊びに少し遠慮してしまう(おとな…)寒さでもおもいきり楽しめる「木曽おもちゃ美術館」。おとなは木曽エリアの美味しいものやお買い物を楽しみ、こどもたちはのびのび体を動かす冬休みの過ごし方はいかがでしょうか。
木曽町、国道19号の木曽大橋の信号から開田高原方面へ。木曽大橋からは約15分です。敷地内に約70台の駐車場があります。
昭和3年に開校した旧黒川小学校。建設時に地域の人々が木材提供に協力した木造校舎です。この地域で暮らす人々の思いが詰まった地域のコミュニティとして、教育の場所だけでなく、町の中心的な存在として過ごしてきました。平成9年に廃校となりましたが、平成14年に体験交流施設「ふるさと体験館きそふくしま」としてリニューアルオープン。教育の場が新たなコミュニティとして地域の人々を繋いでいます。
が木曽五木(きそごぼく)と呼ばれる、「木曽ヒノキ」「アスナロ」「ネズコ」「サワラ」「コウヤマキ」の5つの樹木。木曽谷の豊かな森林をつくり、良質な木材として古くから重宝されてきました。木のおもちゃを通して地域の木材に触れ、温もりを体験できる「木育」は自然と人・人と物の繋がりを深めます。伝統文化に触れる体験と木のおもちゃの魅力を掛け合わせて誕生した木曽おもちゃ美術館です。
館内は、地域情報のお知らせするインフォメーション「であいのやかた」、旧黒川小学校の校舎をそのまま活かした「たいけんのやかた」、木の香りと温もりがあふれる「おもちゃのやかた」の3つのエリアに分かれています。木曽おもちゃ美術館館長の竹脇さんにご案内いただきました。
地域に語り継がれるふるさとを体験する「たいけんのやかた」
旧校舎をそのまま活かした体験交流ができる施設、ふるさと体験館。長年大切に守られてきた校舎を歩いていると、初めて訪れた場所なのに懐かしい記憶が思い出されます。
実際に地域の家庭で使われていた機織り機。それぞれに個性のある機織りもご覧いただきたいポイントです。実際に機織り体験も可能(要予約)。体験キッチンでは郷土食づくり体験もできます。公式ホームページをご確認ください。
地域で暮らす人々から譲り受けた、生活雑貨を鑑賞できます。実際に使われていた、現代でいうキッチン雑貨は暮らしの知恵から生まれたものがたくさん。繊細な作りと使い勝手を良くするための工夫は、今の暮らしに繋がっていることを感じます。
発想力と想像力をあそびで育む「おもちゃのやかた」
一歩踏み入れると木の香りと温かさに包まれます。夢中で楽しめる工夫が盛りだくさんのおもちゃのやかたは大人も集中してしまう魅力的な場所です。
1軒1軒の小屋(お店)に11の遊びを展示している「こども木曽路」は、木曽にある11の宿場町をモチーフにしています。木曽五木が様々なおもちゃに変身。自然に触れることができる場所。
遊び方などの説明が最小限しかないところも、木曽おもちゃ美術館の特徴です。おもちゃそれぞれの作品の美しさと魅力を引き立てて、こども自身の自由な発想と想像で遊び方もそれぞれ。遊びを通して大切な力を育みます。
0歳~2歳のお子さんとその保護者のみ利用できる赤ちゃん木育ひろば。鍵付きの引き戸が設置されていて、安心してゆっくり過ごせる空間です。小さな赤ちゃんと過ごすママパパの気分転換にもおすすめ。※3歳以上のお子さんはご利用いただけません。
2階は「きそごっこファーム」が広々と。木曽町や長野県内で多く育てられている農産物の収穫ごっこが楽しめます。とうもろこしや赤かぶなど木曽で育つ農産物のことも知って欲しいと思います!
「ごっこショップ」は、お寿司屋さん・ピザ屋さん・おそば屋さんを体験できます。立派な設えで本格的なごっこ遊び!もちろん、木で作られた食材も揃っています。こどもたちの発想力に驚く体験もできそうですね。
そば屋さんはおもちゃ美術館として木曽が初の導入。地域性を取り入れた工夫が嬉しくなります。来場していたお子さんが五平餅を焼いてくれました!
であいのやかたに隣接するのは「ミュージアムカフェ四季-SIKI-」。木曽の特産品を味わえるメニューでランチタイムをぜひ!夢中で過ごしてしまいそうですが、ひと息つく時間もお忘れなく。
人気のメニューは、地元産のそば粉を自家製紛した手打ちそば。冬季限定ですんきそばをいただけます。塩を使わず乳酸菌で発酵され、栄養もたっぷりのすんきは木曽地域伝統の保存食です。※おそばの提供日を事前にご確認ください
鰹だしが香る「黒川カレー」をいただきました。名前の由来は美術館の横を流れる黒川から。南箕輪村の赤松から作られた「伊那赤松妙炭」を使用したブラックカレー。カレーにまろやかな風味を生む鰹だしのおかげでさらりと食べられます。トッピングの揚げそばは食感の変化も楽しめます。
木曽の歴史と伝統を体験や遊びを通して触れる経験は、記憶に残り文化を繋ぐきっかけにも。広い世代の皆さんに触れていただきたい木曽おもちゃ美術館です。
木曽おもちゃ美術館 公式ホームページ
■住所 長野県木曽郡木曽町新開6959番地
■営業時間 おもちゃ美術館 10:00~16:00(最終入館15:30) / ミュージアムカフェ四季 11:00~15:00(食事ラストオーダー14:00) / ミュージアムショップ 10:00~16:30 ※GW・8月・3連休は事前予約制
■休館日 水曜日
■入館料金 おとな(中学生以上) 800円 / こども(1歳〜小学生) 600円 / 無料 1歳未満と障がい者の方
※木曽町内在住の方は300円割引。町内在住であることが証明できるものをお持ち下さい。
※小学生以下のお子様は大人の方とご一緒にご入館ください。
※障がい者の方は、障がい者手帳をご提示ください。
■パスポート おとな(中学生以上) 3,200円 / こども(1歳〜小学生) 2,400円
木曽町内在住は1200円割引
・購入から半年間有効なパスポートです。
・身分証明書(名前、住所、生年月日が確認できるもの)をご用意下さい。
■駐車場 有
■電話番号 0264-27-1011
取材では木曽おもちゃ美術館様の協力により、入館料を無償で提供いただきました。本記事制作にあたってはガイドラインに基づき公平中立に制作しています。