【宮城県 松島町】小さな秋の発見!残暑続きの中で円通院には早くも紅葉の訪れ [町内地区]
今年(2023年)の夏は、とてつもない長丁場となりそうだ。6月後半頃から次第に気温が上昇し始め、現在(9月中旬)でも全国的に30度超え。「秋」という言葉を一旦保留にしなければならない、そんな天候だ。周囲を見渡せば半袖姿に日傘で行き交う人々、そして人間同様に他の生き物たちも、暑さをしのぐため日陰を探したり水浴びをしたり、みんな生き延びるために知恵を絞らなければならなくなった。
さて、そんな厳しい残暑の中でも、秋はちゃんと少しずつ近づいて来ているようなのだ。(前述で秋を一旦保留と書き綴ったが・・)先日、宮城県松島町の町内地区にある「円通院」を散策中に、いくつかの可愛らしい秋の訪れを発見。早速、皆さんにご紹介をしていこう!
円通院の受付から中へ進んだ先にある庭園(石庭)のそばに、雰囲気のある朱色の「野点傘(のだてかさ)」がスペースがあるのだが、その周囲にところどころ色づいた紅葉(もみじ)の姿を発見したのだ ※上記写真参照。全てが真っ赤に染まるには、まだまだ時間がかかりそうだが、それにしても真夏の気温の中でよくぞ色付いてくれた!
そしてその奥には、ススキがゆらゆらと揺れ動いていて、この空間だけは気持ちだけ暑さを忘れさせてくれる秋の雰囲気に包まれていたのだ。ちなみに今年は9月29日(金)が「十五夜(じゅうごや)」なので、それまでに気温がもう少し下がってくれたら、ひょっとすると今よりもう少し色付いた紅葉に囲まれて、美しい月夜を楽しむことができるかもしれない。
そして、これは秋ではなく夏の植物に入るのだが「鬼灯(ほおずき)」が、とっても可愛らしく見頃を迎えている。まるで折り紙で出来た「紙風船」のように、まんまるに膨らんだ姿で元気に生育中。鬼灯は一般的に9月までが見頃とされているのだが、この真夏気候の影響でその時期が延長になりそうな予感も。『うちの庭に鬼灯があるよ〜!』という方以外は、ぜひこの愛らしい姿も一緒に楽しんでみてはいかがだろうか?
いくつかの小さな秋を感じながらも・・やはり猛暑からは逃れられないのが現実。
そのため、円通院では「心字の池」の周囲に暑さ対策の「ミスト」と、屋根付きのテントを設置。強い日差しの中で散策をすると、体力も余計に消耗してしまうので、水分補給をしっかりとして、日陰でゆっくりと休みながら楽しもう。
今回は、宮城県松島町の町内地区にある「円通院」の小さな秋の訪れをご紹介してきた。ぜひ引き続く夏の気候の合間に、秋を感じてリフレッシュしてみよう。気持ちだけでも涼やかな気分になるかもしれないぞ!おすすめだ。
名称:円通院(えんつういん)
住所:宮城県松島町松島字町内67
営業時間:[4月から11月] 9:00 - 16:00、[12月から3月] 9:00 - 15:30 ※閉門の30分前に入場
定休日:年中無休
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