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アウトドアのプロが絶賛!『キャンプでの最高の酒の飲み方』を、静かに、だが熱く語る…!

きき酒師・渡邉彰大の「自然と酒の余暇」きき酒師/日本キャンプ協会インストラクター

キャンプインストラクターで利き酒師の渡邉です。

キャンプで飲むお酒と言ったら何を思い浮かべますか?

ビール?ハイボール?

もちろんそれらも、定番にして素晴らしいキャンプ酒です。

ですが、今回私がお勧めしたいのが、地酒 - 郷土料理キャンプです。

地酒。つまり、各地方で作られている日本酒のことです。

これがなぜ、最高の酒キャンプなのか。

この場を借りて説明しますね。

神戸に行ったら神戸牛を食べたくなるのが人の性(さが)

遠出したらその土地ならではのものが食べたくなる
遠出したらその土地ならではのものが食べたくなる

まず、人がキャンプをしようと決めたとき、最寄りの公園でキャンプするわけにはいかないので、それなりに遠出しますよね。

「キャンプするぞー」と決めて、日比谷公園にテント張るわけにも行きませんよね。

キャンプでも旅行でもそうですけど、遠出するならその土地の地のものを味わいたいのが人の性。

神戸に行ったら神戸牛が食べたいですし、石川に行ったらカニが食べたいですし、千葉勝浦に行ったらカツオが食べたいじゃないですか。

その楽しみ方を、お酒でも味わうことができます。

そう、地酒です。

酒蔵で地酒を試飲して買う
酒蔵で地酒を試飲して買う

全国に日本酒蔵が何個あるかご存知ですか?

その数なんと1500ほどあります。1都道府県平均、32ヶ所あることになります。

基本的に日本酒蔵は100年、200年、300年の歴史をもっているので、その土地の風土・気候や食文化の影響が酒造りに反映されてます。

つまり、その土地の個性が酒の味に反映されてるんですね。

キャンプとは自然を味わうもの。そこで、その土地の自然、風土、歴史が色こく反映された地酒を飲む。なかなか粋な過ごし方だと思いませんか?

その土地の自然を余すことなく味わい尽くす、本当に贅沢な時間です。

焼き鳥が名産の地域では、地酒も焼き鳥に合う
焼き鳥が名産の地域では、地酒も焼き鳥に合う

わかりやすいところで言うと、地酒はその土地の食材や郷土の料理と相性が良いという特徴があります。

それは100年、200年の歴史をもつ日本酒蔵が今日まで存続するためには、その土地の食文化に寄り添わざるを得ないからです。

千葉の九十九里のイワシ、めちゃくちゃ美味しいです。地元の日本酒『梅一輪』、やはりイワシに合います。

久留米の地酒『比翼鶴』
久留米の地酒『比翼鶴』

福岡に久留米という焼き鳥が有名なcityがあります。そこの日本酒『比翼鶴』、焼き鳥とためをはる、パンチとキレがあり、やはりよく合います。最高です。

キャンプで遠出したときには、地元のスーパーや道の駅で食材を仕入れると思います。

そのお供に現地の地酒を添えてやると、その日の夜のキャンプ飯・キャンプ酒の成功が約束されます。

日本酒とキャンプが相性が良い理由はまだまだあります。

  • どの季節にも合う- 飲用温度帯が広い
  • キャンプ場と酒蔵は近い。試飲して買える。

などなど。

長くなってきたので、この記事ではこの辺にしておきます。詳しくはまた別記事で。

地酒 - 郷土料理キャンプ。ぜひお試しあれ。

きき酒師/日本キャンプ協会インストラクター

「自然の中で、お酒をこの上なく美味しく飲む方法」を考え続けている人。きき酒師(日本酒ソムリエ)とキャンプインストラクターの資格を保有。日本酒以外のお酒もすごく好き。

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