日立駅前の大型商業施設ヒタチエに隣接する『Nico Kitchen(ニコキッチン)』。Nico Kitchenは、日立市十王町にある農園『樫村ふぁーむ』直営のランチカフェです。

『樫村ふぁーむ』はオーナーのお父様が創業した農園で、50年近く農薬を使わない栽培にこだわり続けた体に優しい野菜やお米を市内の店舗や直売所、オンラインで販売しています。

同園は割れてしまった野菜などを動物園に提供したり、他店のコーヒー豆のかすを乾燥させ肥料にするなど、地域と連携したサステナブルな活動が評価され、2024年2月に農林水産省等が主催する『サステナアワード2023』の環境大臣賞を受賞しました。

そんな環境にも体にも優しい、こだわりの野菜とお米を使ったランチをご紹介します。

店舗はメイン通り側と裏通り側の二か所から入ることができます。メイン通りの入口には、『樫村ふぁーむ』の野菜や、手作りのドライフラワーを販売しているので、ちょっとした手土産にもぴったりです。

『樫村ふぁーむ』の新鮮な野菜を使った料理を楽しめるNico Kitchenですが、今回は野菜だけではなく、自家製の塩こうじを使ったワンプレートランチをご紹介します。

『ワンプレートランチ　自家製塩こうじ漬からあげ』はドリンクセットで1,450円(単品1,050円)。色とりどりの野菜が並び見た目もとても華やかです。野菜は甘酢漬けやお浸し、自家製のドレッシング等を使ったシンプルな味付けですが、野菜特有の苦み等が気にならない味付けになっていますので、野菜が苦手な方でも食べやすいです。『樫村ふぁーむ』の野菜が気になっていた方は、Nico Kitchenでお試しで食べてみるのもおすすめです。

メインのからあげはやわらかく、噛んだ瞬間に鶏肉の旨味と塩こうじの程よい塩味が口いっぱいに広がります。ごはんは白米・玄米・両方入ったハーフ＆ハーフの3種類から選べ、この日は玄米を選びました。

玄米のぷきぷきとした歯ごたえと、ほのかな甘みがお肉によく合います。

自家製の味噌を使ったお味噌汁は、大根、キャベツ、お揚げが入り食べ応えのあるお味噌汁です。

普段の料理でここまで副菜を出すことができない私にとっては、ワンプレートで旬な野菜を一度にたくさんおいしく食べられるので、まさにご褒美ランチでした。

自家製塩こうじを使ったワンプレートランチはからあげの他にも3種類ありますので、その日の気分で選べるも嬉しいポイントです。

店内は広々としており、ベビーカーや車椅子をご利用の方がいてもゆったり座れます。他にも、カウンター席や最大11名が入る個室のスペースもありますので、会議などの用途に合わせて利用も可能です。

子供用の椅子やおもちゃも用意されていますので、小さいお子様連れでもゆっくりランチを楽しめそうです。

Nico Kitchenは、オーナー夫婦で営んでおり、お店の名前を考えたのは奥様だそうです。幸せホルモンが腸内から発生していることを知った奥様は、腸内から元気になるような料理を作り、心も体もニコニコ笑顔になってもらいたいという願いから『Nico Kitchen（ニコキッチン）』と名付けたそうです。

メニューの考案についても、自分たちが食べたいと思えるもので、お客様に喜んでもらえるものを考えていると話すお二人の姿はとても仲睦まじく、こんな夫婦が作る料理だからこそ食べてみたいと思えるメニューが生まれるのではないかと思いました。

オーナーは、樫村ふぁーむで採れた野菜をもっと多くの方に食べてもらいたいという想いから、手に取りやすい加工商品を地元のスーパーや直売所等で販売することにも力を入れており、Nico Kitchenも町おこしの拠点としてたくさんの方に使ってもらいたいと笑顔でお話ししてくださりました。

店舗が遠い方は、地域のイベントにも出店していますので、イベント時に購入するのもおすすめです。

農薬を使わずに栽培を50年近く続けた『樫村ふぁーむ』こだわりの野菜とお米を、Nico Kitchen（ニコキッチン）へ食べに訪れてみてはいかがでしょうか。

▼店舗情報▼