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21日 JRA50代騎手が大活躍!横山典56歳、武豊55歳、小牧太56歳は有終の美 #専門家のまとめ

花岡貴子ライター、脚本&漫画原作、競馬評論家
2024年日本ダービーを制した56歳の横山典弘騎手(写真:青山一俊)

 21日、中京記念(GIII、小倉芝1800m)で56歳の横山典弘騎手騎乗のアルナシームが優勝した。この中央競馬は3場で行われたが、日曜メインは札幌・しらかばSは55歳の武豊騎手騎乗のゾンニッヒ、福島・ジュライSでは49歳の吉田豊騎手騎乗のメイショウテンスイが制し、3場とも大ベテランが活躍した。
 横山典弘騎手は自身が持つ最年長重賞勝利記録(56歳3か月4日)を更新した。

 さらに小倉最終12レースでは56歳の小牧太騎手が優勝。見事に中央所属のラストライドを飾った。

ココがポイント

▼21日の中央開催3場の優勝騎手の平均年齢は53歳。なお、福島のジュライSの2着は現役最年長の柴田善臣騎手57歳だった

【中京記念】5番人気のアルナシームが重賞初制覇 横山典はダービー以来の重賞V 3場メインでベテラン騎手躍動 (デイリースポーツ)

▼2024年 中京記念(GIII) 優勝馬 アルナシーム (優勝騎手 横山典弘)

▼札幌のしらかばステークスは55歳の武豊騎手騎乗、2番人気のゾンニッヒが勝利。最後方から大外一気の差し切り勝ちだった

【しらかばS】武豊ゾンニッヒV!!最後方から鮮やか差し切り (スポニチアネックス)

▼小牧太騎手はJRA所属としてのラスト騎乗を見事勝利で飾った。12番人気のモズアカボスを先行抜け出しで勝ち切った

小牧太騎手 小倉ラスト騎乗で感動勝利 3連単131万円超の大穴演出!/小倉12R (日刊スポーツ)

エキスパートの補足・見解

 小牧太騎手は8月1日から地方競馬に再移籍するため、JRAの騎手免許を返上する。21日はJRA騎手として最後の騎乗となった。最後の小倉12レースでは12番人気のモズアカボスを見事、勝利に導き単勝5780円と3連単131超万馬券を演出した。

 これがJRA通算911勝目。また地方所属騎手として中央競馬には参戦するだろうが、これでひと区切り。おつかれさまでした。
 これに伴い、中央競馬所属騎手は57歳・柴田善臣騎手(関東所属最年長)、56歳・横山典弘騎手、55歳・武豊騎手(関西所属最年長)の3名が55歳以上となる。

ライター、脚本&漫画原作、競馬評論家

競馬の主役は競走馬ですが、彼らは言葉を話せない。だからこそ、競走馬の知られぬ努力、ふと見せる優しさ、そして並外れた心身の強靭さなどの素晴らしさを伝えてたいです。ディープインパクト、ブエナビスタ、アグネスタキオン等数々の名馬に密着。栗東・美浦トレセン、海外等にいます。競艇・オートレースも含めた執筆歴:Number/夕刊フジ/週刊競馬ブック等。ライターの前職は汎用機SEだった縁で「Evernoteを使いこなす」等IT単行本を執筆。創作はドラマ脚本「史上最悪のデート(NTV)」、漫画原作「おっぱいジョッキー(PN:チャーリー☆正)」等も書くマルチライター。グッズのデザインやプロデュースもしてます。

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