2012年オープン！リピート必至の濃厚な一杯を求め、大曲の人気店へGO！

ロック界のカリスマをチラ見しながら、極上のまぜそばを啜る。

大曲黒瀬町に、多くのラーメンフリークを唸らす人気店がある。そう、この春オープンから12周年を迎えた『RAMEN MOSH（ラーメン モッシュ）』だ。

鼠色の暖簾をくぐると聞こえてくるのは、激しめのロックミュージック。いわゆる「昭和の店」で懐かしの中華そばを啜るのも大好きな私だが、このハードロックな空間でニューウェーブなラーメンと対峙するのもテンションがあがる。

なんてことを思いながら、カウンター席からふと横を見ると、あのカート・コバーン先輩と目が合った。洋楽に詳しくない方も、ニルヴァーナの『スメルズ・ライク・ティーン・スピリット』を、一度は耳にしたことがあると思う。

そんな伝説的バンドのフロントマンをチラ見しながら、今日は無性に食べたくなる極上の一杯に舌鼓といこう。

MENU（メニュー）

・らーめん

らーめん：900円、MOSHらーめん：1,150円、特濃らーめん：1,000円、節そば：900円など。

・つけめん

つけめん：900円、MOSHつけめん：1,150円など。

・まぜそば

まぜそば（温玉付き）：950円、辛シビまぜそば（温玉付き）：1,000円など。

濃厚な豚骨魚介の旨味が特徴のMOSHらーめんや、魚介ベースであっさりした味わいの節そばなど「汁あり」も人気の『MOSH』だが、私の推し麺はまぜそば。パンチ力がありそうな辛シビも気になるが、今回は温玉付きのスタンダードバージョンでファイナルアンサーだ。

まぜそばを食べるならココ！魚介の旨味広がる濃厚な世界でモッシュ&ダイブ！

注目のまぜそばが到着。食欲をそそるチャーシュー軍団に極太メンマ、そして真ん中に鎮座するトロットロの温玉。このビジュアル、もはや完璧だ。桂正和先生が描く女の子のイラストぐらい洗練されている。できればいつまでも見ていたいが、ごめん、私はとても腹が減っているのだ。

さっそく麺に温玉を絡ませ、器の下に待機する濃厚なタレとまぜまぜ。こいつは超絶ウマそうだぜ。気分の高まりが最高潮に達したところで、節系の香り華やぐ極太麺を啜る。コレだよ、コレ。今日はコレが食べたかったのだ。カート・コバーンはちょっぴり憂鬱な顔をしてるけど、私のハートは桜の季節ぐらい晴れやかだ。

主役の麺やタレは言わずもがな、彼らをアシストするサブキャラクターの存在も見逃せない。香ばしくジューシーなゴロゴロチャーシューに食べごたえのある極太メンマ、そして玉ねぎのシャキシャキした食感と苦みも良きアクセントに。麺、タレ、具材がそれぞれ良い働きをして、最高のグルーブ感を作っている。

最後はこの残ったタレに、白飯をダイブさせるのもアリかもな。そんなことを企みながら、麺や具材を食べ終えた器に割スープを注いで、ホッとひと息。魚介の旨味広がる濃厚な世界でモッシュ&ダイブをかましながら、気づけばお腹いっぱい。この人気店には何度か訪れている私だが、今日もやっぱりウマかった。

ちょっぴりロックな空間で味わう極上の味。そう、大曲でませそばといえば、ココだ。