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協調性のある子の5つの特徴【現役教師が解説!】

ナナホシ教育/子育て/学校

ある年の学級会で、遠足の行き先を決める時にちょっとしたもめごとがありました。みんな自分の行きたいところを主張して、収拾がつかなくなりそうだったのですが、そんな時にある子が「ねぇ、みんなの意見のいいところ、くっつけちゃえばいいんじゃない?」と言ってくれたんです。

その一言で、ピリピリしていた空気がパッと和みました。私も「そうだね!」と思わず声が出てしまいました。

こういう子、周りにいませんか? みんなと仲良く、スムーズに物事を進められる子。「協調性のある子」ってよく言いますが、どんな特徴があるのでしょうか。

今日は、そんな協調性のある子の特徴について、私の経験も交えながら解説していきたいと思います。

協調性のある子の5つの特徴

1. 相手の気持ちを考えられる子

他の人の立場に立って考えられる子について解説します。ある時、給食を残してしまった子がいました。そしたら、となりの子が「苦手なものあったんだね。次は頑張って少しずつ食べてみようよ」と励ましてくれました。なんだかほっこりしてしまいました。

2. 困ってる人を放っておけない子

誰かが困っていると、すぐに「大丈夫?」って声をかける子もいます。掃除の時間に、ほうきを運ぶのに四苦八苦している子がいました。すかさず「一緒に持とうか?」って声をかけてくれました。担任としてとてもうれしくなりました。

3. みんなの意見をうまくまとめられる子

意見が分かれても、なんとかみんなが納得できる方法を考えようとする子もいます。グループ活動で、なかなか意見がまとまらなかった時があります。そんな時、「Aちゃんの意見とBくんの意見、どっちもいいよね。両方のいいところを使えないかな?」って言い出す子がいました。そういう子がいると、グループの雰囲気がぐっとよくなるんですよ。

4. ルールを守れる子

みんなで決めたことは、ちゃんと守ろうとする子もいます。図書室で本を借りる時に、「これ、みんなで使うものだから大切にしようね」と友達に声をかける子がいました。そういう子がいると、周りの子も「そうだよね」と思うようになります。

5. 自分の役割をしっかりこなす子

自分の仕事は責任持ってやろうとする子もいます。給食当番の子で、「今日は私の当番だから、みんなが気持ちよく食べられるようにがんばるね!」って言う子がいるんです。そういう子がいると、クラス全体が明るくなる気がします。

まとめ

大切なのは、みんなと協力しながらも、自分らしさを忘れないこと。それに、お互いの違いを認め合って、その違いを活かしながら協力すること。そうすれば、もっともっと楽しい学校生活が送れるはずです。

協調性とは、みんなで何かするって楽しいなって思うことです。でも、自分らしさを無くすことではありません。自分らしく、でもみんなと協力する。それが本当の協調性なのです。

ある年、6年生の算数の授業でのことです。難しい応用問題を出したんですが、半分以上の子が間違えちゃって。「じゃあ、もう一度チャレンジしてみよう」って言ったら、ある子がニコッと笑って「よーし、今度こそ!」って言ったんです。その姿を見て、思わずホッとしちゃいました。

みなさんのお子さんの中にも、失敗しても「もう一回!」って言える子、いませんか?運動会の練習で転んでも、すぐに立ち上がる子とか。そんな「やり直しができる子」って、実はとっても大切な力を持ってるんです。

今日は、30年近く子どもたちと向き合ってきた私の経験から、やり直しができる子の特徴を5つ挙げてみます。「うちの子、ちょっと似てるかも」なんて思われる方もいるかもしれません。一緒に見ていきましょう。

勉強のやり直しができる子の5つの特徴

1. 失敗を恐れない

「間違えちゃった!」じゃなくて、「あ、ここが違ったんだ」って捉えるんです。図工の時間、絵を描き直す子がいるんですよ。「先生、もう1枚紙ください!今度はもっと上手く描けると思う!」って。

2. 粘り強さがある

すぐに「もういや」にならないで、何度でも挑戦するんです。なわとび大会の練習、100回跳べるまで毎日コツコツ練習する子。転んでも立ち上がる姿に感動しちゃいます。

3. 自分を客観的に見られる

「どこが間違ってたんだろう」って、自分の行動を振り返ることができるんです。テストの見直しの時間、「あ、ここ計算間違えてた。次は気をつけよう」って、前向きに捉える子がいるんですよ。

4. 柔軟性がある

「こうじゃなきゃダメ」じゃなくて、いろんなやり方を試せるんです。グループ活動で、自分の意見が通らなくても「じゃあ、こうしてみる?」って新しいアイデアを出す子。すごいなって思います。

5. 前向きな考え方ができる

「できない」じゃなくて、「まだできない」って考えられるんです。漢字テストで満点取れなかった子が「次こそは!」って意気込む姿、よく見かけます。かっこいいですよね。

まとめ

いかがでしたか?「うちの子、けっこう似てるかも」なんて思った方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。やり直しができる力は、大人になってからもとっても大切な力なんです。

でも、やり直しができる子を育てるのって、実は私たち大人の方が大変だったりします。「もういいから」って言いたくなることもあるでしょう。でも、そこをグッとこらえて、子どもの「もう一回」を応援してあげてください。

最後に、保護者の皆さんにちょこっとアドバイス。お子さんが何度もやり直そうとしているとき、ついイライラしちゃうこともあるかもしれません。でも、そんなときこそ「がんばってるね」って声をかけてあげてください。その一言が、子どもの大きな励みになるんです。

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