【札幌市白石区】胡椒餅はご存知? 本格的にタンドールで焼く胡椒餅専門店が札幌にオープン!
「胡椒餅(フージャオピン)」ってご存知ですか? 台湾の夜市で人気のストリートフードです。今年8月に、白石区に胡椒餅専門店「雉虎」がオープンしました。私は台湾には行ったことがなく、胡椒餅を食べたこともないので、ワクワクして食べてみました!
胡椒餅って何?
「胡椒餅(こしょうもち)」とは、台湾の屋台で人気のストリートフード。コショウを効かせた肉ダネを生地で包んで窯で焼いた、日本の"お焼き"のようなものです。夜市や観光地の露店などで気軽に味わえるB級グルメとして知られています。
中国福建省の福州市が発祥ですが、今の中国では徐々に見られなくなり、台湾で庶民料理として広まっています。
小麦粉やもち粉などと水で練った生地からなる皮に、砂糖やしょう油、コショウをはじめとするスパイスで下ごしらえされた肉と大量なネギからなる具を包んで作られるのが一般的です。ネギは肉ダネに混ぜ込むのではなく、肉ダネの上に刻んだネギをのせています。そうすることによりネギの風味がはっきりとし、存在感が出るのです。上部にはゴマを振りかけます。
包み上がったら、タンドールのような、高温に熱せられた円筒形の粘土製オーブンで焼いていきます。
胡椒餅専門店がオープン!
今年8月に、白石区菊水、地下鉄東西線「菊水駅」から徒歩2分のところに、胡椒餅専門の「雉虎」がオープンしました!
赤とミントグリーンが印象的な建物に入ると、店内はピンク色の中華提灯やピンク色に塗られたシュールな布袋様など、グリーンとピンクが使われた独特な雰囲気を漂わせています。
厨房は見ていませんが、「炭火のタンドール窯で毎日胡椒餅を焼いてます。窯内部は270〜280度くらいになり、遠赤外線を利用するので、表面はカリッと香ばしく、中はジューシーに仕上がります」と店主。
雉虎の胡椒餅は2種類。「赤」は台湾で愛されている味を目指した基本の胡椒餅(380円)で、「白」はスパイスを控えたショウガが効いたオリジナル味(380円)です。
赤は豚バラ肉を使い、たっぷりのコショウと五香粉(ウーシャンフェン)などのスパイスが効いています。それに対して白はひき肉あんで"焼き肉まん"のようなイメージです。
私は喉が渇いていたので、ドリンクはグヮバジュースを選択(ほかには台湾茶、コーヒー、台湾のサイダーがあります)しました。だから、グヮバジュースに合うのはどちら?と尋ねたら、「白の方が合います」と勧められました。
熱々をいただきました。ゴマがたっぷり付いた表面はパリッパリで、一口噛むともちっとした食感の皮がやみつきになります。ネギの香りも広がります。
自宅でウーロン茶と赤を食べてみました。
お店の指示通りに温めると、熱々の湯気とともにコショウや五香粉のスパイシーな香りが立ち上がってとても美味。カリッとした表面、ふわっとした中の生地に大きめに切った味付けの豚肉とネギの甘さが一体となって、ウーロン茶ではなくビールにすればよかったと少し後悔しました。おつまみにオススメ!
次回テイクアウトした時は、ビールとともに食べたいと思いました。
<胡椒餅専門店 雉虎>
*住所:札幌市白石区菊水3条1丁目2-17ライムローズ1階
*TEL:011-374-4403
*営業時間:11:30~14:30 16:30~19:30
*定休日:不定
*公式インスタグラムはこちら。