【神戸市中央区】神戸になぜかある エルヴィスプレスリーとモーツァルト像
銅像は各地に建立されているものですが、その地域に関連した人物の銅像であることが多いです。しかし神戸にはなぜか海外の偉大な音楽家の銅像があります。それらは神戸とはどんなゆかりがあり建てられているのでしょうか。その銅像を訪ねてみました。
エルヴィス像は世界に3体しかないうちのひとつ
神戸ハーバーランドにエルヴィスプレスリーの銅像があります。この近くにはアンパンマンストリートとも呼ばれる通りがありアンパンマンの銅像も立っています。この流れのなかで突如現れるのがエルヴィスプレスリー像です。ちなみにエルヴィス像の方が先にこの地に建立されています。
エルヴィスプレスリー像について調べてみるとこの銅像は元々東京の原宿にあったもの。保有者の方のお店にあったのですが、その閉店などに伴い移転先を探していたところ神戸に決まりここに再度建立されたという流れのようです。神戸は日本でのジャズの上陸地でエルヴィスが広めたロックンロールもベースにはジャズがあるという共通点も加味されたとのことです。
なるほどジャスの街神戸とエルヴィスの音楽のルーツのジャズという接点を考えれば神戸にエルヴィスの銅像があることにもうなづけます。
コロナ禍ではエルヴィスの銅像もマスクをしていました。現在はマスクも外されています。このエルヴィスの銅像は、世界に3体しかないものとのことです。ひとつはエルヴィスの故郷であるテネシー州メンフィス、もうひとつはハワイにあり、そして3つ目がここ神戸にあります。
この地はエルヴィス世代の国内外の観光客にはフォトスポットとして人気が続きそうな場所です。
エルヴィス プレスリー像
神戸市中央区東川崎町1-5-7
ハーバーランド駅(神戸市営地下鉄海岸線)6分
JR神戸駅 6分
世界のモーツァルトは神戸にも
もうひとつの神戸にある音楽家の銅像がモーツァルト像です。これは東遊園地内に建立されています。東遊園地は2023年にリニューアルオープンして新しくなりましたが、この銅像は年季が入っていそうです。
モーツァルト像にある銘板によればモーツァルトの没後200年となる1991年にこの銅像を建てられたことがわかります。さらに調べてみたところこの銅像建立の中心となったのが神戸モーツァルトクラブというクラシック音楽の愛好家たちの集まりとのことです。
個人の有志で募ってこれだけの銅像を建てて今日まで維持されている功績は素晴らしいと感じます。神戸とのゆかりについてはわかりませんでしたが、ジャスをメインにした音楽の街にモーツァルト像があっても違和感はありません。
神戸で主だった音楽関係者の銅像はこの二つでしたが、もっと音楽に関する記念したものが神戸にはあってもいいのではないかとも感じました。
モーツァルト像 (東遊園地内)
兵庫県神戸市中央区加納町6-4-1
JR 三ノ宮、阪神阪急 三宮駅より徒歩約10分