今、札幌市内は藤の花が満開! 名所をご紹介します!(札幌市内)
数日前に近くの藤棚を見に行ったら、まだ下の方まで開花していなかった藤。ここ数日の好天で、札幌市内各所で一気に満開となっています。見てもよし、香りをかいでもよし! お気に入りの場所で、藤の花見をしませんか?
藤の花の特徴
藤は日本固有の植物で、藤色とよばれる美しい紫色の花を咲かせることから、古代・中世から長らく観賞用として栽培されてきました。
北海道や沖縄には自生しない(公園などで園芸用の栽培はあり)、つる性の植物のため、高木や藤棚に巻き付いて生育しています。
花は、「総状花序」として数10個~100個程度の花が密集して咲き、その長さは1メートルに達することもあるとか。
『万葉集』でも藤の花は20首以上詠まれているほか、日本史上に登場する「藤原氏」は、その名の通り「藤の花」を一族の象徴として用いていたそうです。
藤の花の見頃は、全国的な開花時期は4月中旬~5月中旬頃ですが、札幌市内での開花時期は5月下旬~6月中旬頃といわれています。
札幌市内で藤が見られる場所
札幌市内で藤が栽培されている主な場所としては、「前田森林公園」や「天神山緑地」「中島公園」「百合が原公園」「平岡樹芸センター」「月寒公園」「豊平公園」「大通公園」などがあります。
豊平区の「天神山緑地」では北海道最古と言われる「天神藤」が残されています。
「天神藤」の特徴は大きくて見ごたえがあります。2メートルほどの幹から伸びた枝葉は約25メートル四方に及んでいます。
東区のシンボルロードとなっている「パープルロード」。ここにも400本を超える藤の木が植えられています。
私も東区在住なので、たまに、ここで朝の散歩やジョギングを楽しんでいます。約6キロメートルにも及ぶパープルロードですが、特に伏古公園前から市立札幌中学校前にかけての約1.3キロメートルの中央分離帯には、藤棚が続く遊歩道になっていて藤の美しい花房が楽しめます。
藤のほかにもツツジやライラック、シラカバ、ハルニレなども植えられていて、森林浴を楽しみながら散歩ができる場所です。
こちらもオススメです!
西野の静かな住宅街の中にある「特別養護老人ホーム 西野ケアセンター」。
周辺には緑が多く隣に公園もあります。
敷地内には立派な藤棚があり、今時期になると藤棚を見ながら食事もすることができます(今年もコロナ禍で中止)。
ほかには、「月寒公園」や「豊平公園」(いずれも豊平区)、「平岡樹芸センター」(清田区)「百合が原公園」(北区)には、藤棚があり藤の花が見らるそうです。百合が原公園では世界の百合広場近くの藤棚と世界の庭園内にある「日本庭園」と「瀋芳園」の間にあるアーチ状の藤棚と2種類の藤棚を楽しめるそうです。また、「前田森林公園」や「中島公園」でも大規模な藤棚が設置されています。
ぜひ、お近くの満開の藤の花をお楽しみください。
<天神山緑地>
*住所:札幌市豊平区平岸1条18丁目、2条16〜17丁目
*TEL:豊平区土木センター公園緑化係(011-851-1681)
<パープルロード>
*住所:札幌市東区丘珠町~東区中沼町付近
*TEL:札幌市東区市民部総務企画課(011-741-2414)
<特別養護老人ホーム 西野ケアセンター>
*住所:札幌市西区西野2条8丁目1-8
*TEL:011-669-6660