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【葛飾区】水景色に映える白いスイセンが可憐、花々の間をカモが歩く!冬の水元公園を彩るスイセンの群生

ASA24ライター/英和・和英翻訳者(東京都葛飾区)

豊かな水郷景観を誇る水元公園では、名物のメタセコイアやラクウショウの巨木が葉を落とし、すっかり冬景色になっています。しかし園内の「花菖蒲園」では、寒風の中でも白いスイセンの花があちこちで咲き、冬の公園に彩りを添えています。

花菖蒲園の入口に立つ案内板
花菖蒲園の入口に立つ案内板

花菖蒲園があるのは小合溜にかかる水元大橋を南側へ渡ったエリア。まず橋を渡ると、「花菖蒲園」と書かれた案内板の周辺に、白いスイセンが群生する様子が見えてきます。菖蒲田のふちを彩るように咲くこの可憐な花は「ニホンズイセン」。寒風に負けずに咲く白い花々が、小合溜の青い水によく映えます。

小合溜の水景色に映えるニホンズイセンの群生
小合溜の水景色に映えるニホンズイセンの群生

花菖蒲園の入口から南へ進むと、小合溜沿いの植え込みのエリアでも、ニホンズイセンの花々が見られます。この植え込み一帯は、小合溜から岸へ上がってきたヒドリガモが、陸上の植物をついばむ場所となっています。白い花々の間を、赤褐色のヒドリガモたちがゆっくり歩き回る姿は、たいへん愛らしくてほっこり。つい足を止めて見入ってしまいます。

スイセンの間を歩いて草を食べるヒドリガモ
スイセンの間を歩いて草を食べるヒドリガモ

「花菖蒲広場」の東側にも、ニホンズイセンが群生するエリアがあります。こちらは花との距離が近く、スイセン特有のさわやかな甘い香りも楽しめるため、散策中の来園者に人気の場所となっています。
スイセンの背後には小合溜の水景色が広がり、スマホやカメラで写真を撮るのに最適です。群生するスイセンの株と株の間には適度なスペースがあるため、散歩中のペットを花の間に座らせて、写真を撮る人々も見かけましたよ。

花菖蒲広場の東にあるスイセンが群生するエリア
花菖蒲広場の東にあるスイセンが群生するエリア

スイセンの背後には小合溜が広がる
スイセンの背後には小合溜が広がる

寒風の中でけなげに咲いているのはスイセンだけではありません。水元大橋を北側へ渡ると、噴水広場のすぐ先にロウバイが見事な花を咲かせています。ツヤのある黄色い花は、まるで寒さの中で出会う灯火のよう。小合溜の青い水に映えるロウバイに、心が温まります。

枝にびっしりと咲いたロウバイの花
枝にびっしりと咲いたロウバイの花

明るい黄色の花が水景色に似合う
明るい黄色の花が水景色に似合う

冬景色の中で美しく咲くスイセンやロウバイの花々を見に、水元公園を訪れてみてくださいね。寒さに負けない可憐な花に元気をもらえます。水辺の風は冷たいので、万全な防寒対策でお出かけください。

名称: 都立水元公園
所在地: 東京都葛飾区水元公園
開園時間: 常時開園
入園料: 無料
アクセス: JR常磐線・東京メトロ千代田線 金町駅から京成バス 戸ヶ崎操車場行き(金61)または西水元三丁目行き(金62)で「水元公園」下車、徒歩約7分
水元公園HP: https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index041.html

ライター/英和・和英翻訳者(東京都葛飾区)

出版社に11年勤務後、2009年にシンガポールに転居。東南アジアの文化と料理にハマる。2013年に帰国した後は日本文化に改めて関心を深め、今は東京の下町情緒が大好き。葛飾区の素敵なところをどんどん広めたいです。

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