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夢は女性タレント最速!上杉あずさ、16日登板で「100キロプロジェクト」再挑戦

田尻耕太郎スポーツライター

タマスタ筑後でのホークス2軍戦で

「100キロプロジェクト」成功なるか
「100キロプロジェクト」成功なるか

悔し涙から半年。再びマウンドに立つ。

福岡を中心に活動する野球大好きタレントの上杉あずさが、今月16日にタマホームスタジアム筑後で行われるウエスタン・リーグ公式戦のソフトバンク×広島の試合前にセレモニアルピッチを行う。

上杉は「めざせ100キロプロジェクト」と称し、始球式で100キロの快速球を投げ込むことを目標に特訓を続けてきた。ちなみに女性タレントの始球式最速は、「神スイング」でお馴染みの稲村亜美の103キロ(国内計測・台湾プロ野球の始球式で105キロも)と言われている。

「まずは100キロ。でも、ゆくゆくは女性タレントの最速を目指したいです。私は負けず嫌いなので、何でも1番を目指したい。今は、稲村亜美さんはじめ、野球経験のある女性タレントさんは割と多いし、二番煎じっぽくみられるけど、大好きな野球で、大きなチャレンジをしたいなって思って、今は突っ走ってます!」

リベンジへ猛特訓の日々

今年3月にもタマスタ筑後でのホークス2軍戦でマウンドに上がっている。しかし、この直前に右足首を捻挫するアクシデントの影響もあってか「93キロ」と目標に届かずに登板後には涙にくれた。

ホークスの選手、解説者らプロOBもアドバイスをくれた
ホークスの選手、解説者らプロOBもアドバイスをくれた

しかし、ソフトバンク球団の厚意もあって、リベンジ企画が決まった。もちろん前回以上に気合は十分。公園での投げ込み。ヤフオクドームでのナイターの取材後であってもダッシュで下半身強化。さらにはこのプロジェクトをきっかけに生まれた縁から、大学の野球部の練習に参加する機会まで得た。

野球が作ってくれた出会いに感謝

「元々、自主企画で始めた100キロプロジェクト。1人では何もできません。たくさんの方の支えや、応援、協力あって、今に繋がっています。本当に感謝の気持ちでいっぱいです!」

もともと高校野球が大好きで、現在もライフワークで地方大会や甲子園まで足を運んだりしている。応援していた球児たちがSNSを通じてこのプロジェクトを知り、アドバイスをくれることもあった。なかには東京六大学の有名選手からのメッセージもあったという。

「100キロプロジェクトという自分の夢に突っ走ってることで、世界が広がりました」

今度のマウンドは決してゴールではなく、本当の夢へのスタート地点だ。その一歩を踏み出すため、100キロの快速球を披露することはできるだろうか。

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上杉あずさ●1990年8月7日生まれ、福岡県うきは市出身。ワタナベエンターテイメント所属。福岡RKBラジオの初代「タカガール」(球団公認)となりホークスの取材をはじめ、現在はFOXホークス戦中継前の「ホークスTODAY」やJCOMで放送中のファーム情報番組「ガンガン!ホークス CHECK!GO」にも出演。野球以外にもTVQ「情報Qスタイル」「激PUSH!」、RKBテレビ「天神ウォッチ 新聞女子」に出演。趣味は野球観戦(プロ、大学、高校、中学野球)はもちろん、一人旅、カフェ勉、餃子&手羽先巡りなど

スポーツライター

1978年8月18日生まれ、熊本市出身。法政大学在学時に「スポーツ法政新聞」に所属しマスコミの世界を志す。卒業後、2年半のホークス球団誌編集者を経てフリーに。「Number web」でのコラム連載のほかデイリースポーツ新聞社特約記者も務める。2024年、46歳でホークス取材歴23年に。 また、毎年1月には数多くのプロ野球選手をはじめソフトボールの上野由岐子投手が参加する「鴻江スポーツアカデミー」合宿の運営サポートをライフワークとしている。

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