【札幌市】あれっ!? スープカレーの名店のはずが…。幻のラーメン店「麺☆SOUL」
毎週水曜と金曜の夜、とある場所に登場するラーメン店「麺☆SOUL」。6月にオープンして以来、じわじわと人気を集めています。
とある場所とは、スープカレーの人気店「SOUL STORE」。てっきり最近増えている「シェアレストラン」かと思いきや、オープンキッチンに立つのは、「SOUL STORE」の店主と同じ、清水元太さん。頭に黒いタオルを巻き、その姿はラーメン店の大将そのもの。「かっこいいでしょ。これがやりたくて」と笑います。
清水さんがラーメン作りを始めたのは、昨年の周年記念の際、「皆さんにラーメンを振る舞ってみたい」と、本気で挑戦したのがきっかけ。スープカレーと同様、やればやるほど奥の深いラーメン作りにはまりはじめ、とうとうラーメン店を開くまでに。「コロナ感染が広がってから、夜は割と静かな日が増えて、この機会にいろいろ試してみるのもいいかなと思って、水曜と金曜の夜にラーメン屋を始めました」と清水さん。
メニューは、「サバ香る中華そば」と「濃厚!! 鶏豚白湯煮干しそば」の2タイプ。そのほか、月替わりのラーメン、ご飯の上に味付け豆富が載った「SOUL風とう飯」など。スープカレーの店だから、カレーラーメンとかもあるのでしょ?と考えてしまいますが、あくまで「麺☆SOUL」はラーメン店。カレー味のものはありません!
「サバ香る中華そば」は、魚介ベースの透き通った琥珀色のスープ。魚介の香りと旨みを存分に楽しめます。スープを飲むと、フワッと柑橘系の香りが鼻から抜けるのもポイント。実は、カルダモンなどのスパイスを香味油に使っているそうで、これはスープカレーでたくさんのスパイスを使ってきたからこそできる技です。
「濃厚!! 鶏豚白湯煮干しそば」は、その名の通り、ゲンコツや鶏ガラベースの白湯スープに、魚介スープもプラスしたラーメン。まろやかでコクがあるのに、飲み干せちゃうかもというくらいのやさしい味わいです。
麺は、歯ごたえもありながら、滑らかな細めのストレート麺。トッピングには鶏チャーシューと豚チャーシュー、ネギ、ノリ、そして「ゴボウ」が…。「SOUL STORE」ファンの方なら、すぐにピンッとくるはず。「SOUL STORE」のスープカレーといえば、極太ゴボウ天のトッピングも有名。「お客さんからゴボウは?と聞かれるので、メンマの代わりにゴボウを入れています」と清水さん。
口コミで広がり、少しずつリピートするファンも増え始めている「麺☆SOUL」。ぜひ一度その美味しさを味わってみて!
最後に…。店内を流れるのは、90年代の日本のヒット歌謡曲(ちなみに「SOUL STORE」の時間はジャズ)。ドンピシャの世代ならついつい口ずさんでしまうので、そこだけは要注意です。
麺☆SOUL
札幌市中央区南3条西7丁目3-2 F-DRESS7ビル2階(狸小路7丁目)
011-213-1771
営業日時は、水・金曜の17:30~19:30